料理とワインについての良書を選定する
アンドレ・シモン特別賞を受賞した人気シリーズ
古代中米で「神への捧げ物」だったカカオが、
世界を魅了するチョコレートになるまでの
波瀾万丈の歴史。
「なぜベルギーとスイスが有名なの?」
「実はガテン系御用達だった?」
原産地搾取についても述べるなど読み応え十分。
写真豊富。フルカラー。2013年1月刊の新装版。
目次
第1章 チョコレートの誕生
メソアメリカのチョコレート
最初期のチョコレート
貨幣だったチョコレート
コロンブス
チョコレート神話のはじまり
“不快”な飲み物
チョコレートに“はまる”女性たち
イメージとしてのチョコレート
断食と媚薬
薬としてのチョコレート
大規模栽培のはじまり
第2章 ヨーロッパ上陸
スペインへ
ヨーロッパ諸国へ
ロンドンのチョコレートハウス――新たな社交の場
「飲む」から「食べる」へ――チョコレートのレシピ誕生
ヨーロッパ独自の味へ
サド侯爵のチョコレート
チョコレートと上流階級
北米へ――大衆化のはじまり
第3章 チョコレート・ビジネス
革命によってもたらされた供給不足
ファン・ハウテン(バン・ホーテン)の技術革新
チョコレート・ビジネスのはじまり
固形チョコレートの誕生
機械化――大量生産時代へ
「白くなる」チョコレート――白人世界の中流家庭
美しい宝石箱――チョコレートボックス
中身入りチョコレートの発明
高級チョコレート――規格品との差別化
「仕事の燃料」――大衆化するチョコレート
工場労働と企業文化
「国産」というイメージ戦略――スイスとベルギー
「黒くなる」チョコレート――新たな生産地アフリカと異国趣味
差別と奴隷
奴隷スキャンダル
第4章 永遠の魅惑
国際化するチョコレート企業
共産圏のチョコレート
チョコレートの王国――幻想と現実の狭間で
「歴史」を語れ
フェアトレード
「よいチョコレート」
重要視されるカカオ原産地
「悪いチョコレート」
チョコレートのセクシュアリティ
「神がくだされた試練」
無数の両義性
謝辞
訳者あとがき
写真ならびに図版への謝辞
参考文献
レシピ集
注