「中古品でもいい」と思う商品が増えた人は約6人に1人。背景には節約意識や新品の価格上昇
本や衣類、家具、家電など、さまざまな商品が中古品として販売されています。
中古品を選ぶことで購入費用を抑えられる場合もありますが、商品によっては「やっぱり新品がいい」と感じることもあるのではないでしょうか。
では、以前と比べて中古品でもよいと思う商品は増えているのでしょうか。また、中古品を選択肢に入れる商品と、新品を選びたい商品にはどのような違いがあるのでしょうか。
そこで創作品モールあるるでは、全国の20~60代の男女400名を対象に、「中古(リユース)品」に関するアンケート調査を実施しました。
中古品に対する意識の変化や、商品ジャンルごとの検討状況、新品を選びたい理由について見ていきます。
- 15.8%が、以前より「中古品でもよい」と思う商品が増えたと回答
- 中古品でもよい商品が増えた理由1位は「節約を意識するようになったから」65.1%
- 中古品の検討率1位は「本・漫画」60.5%
- 新品を選びたい理由1位は「故障や劣化が心配だから」62.3%
中古品でもよいと思う商品が「増えた」は15.8%
以前と比べて「中古品でもよい」と思う商品が増えたか尋ねたところ、「変わらない」が68.3%で最も多くなりました。
一方、「増えた」は15.8%、「減った」は6.0%となり、増えた人が減った人を9.8ポイント上回る結果となりました。
今回の調査では、中古品に対する考え方が変わっていない人が多数派でした。ただし、変化があった人の回答を見ると、中古品を選択肢に加える方向への変化が、反対方向を上回っています。
中古品を選ぶことへの意識は大きく変わっていない人が多いものの、以前より購入候補を広げている人もいることがうかがえます。
中古品でもよい商品が増えた理由1位は「節約意識」65.1%
「中古品でもよい」と思う商品が増えた人に、その理由を尋ねたところ、「節約を意識するようになったから」が65.1%で最多となりました。
次いで「新品の価格が高くなったから」が60.3%、「中古品の品質に抵抗がなくなったから」が42.9%と続きました。
節約意識や新品の価格上昇など、価格に関する理由が上位となりました。
一方で、「中古品の品質に抵抗がなくなった」という回答も4割を超えている点は注目したいところです。
中古品を選択肢に加える背景には、購入費用を抑えたいという考えだけでなく、中古品そのものに対する抵抗感の変化もあることがうかがえます。
中古品の検討率1位は「本・漫画」60.5%、2位は「ゲーム・おもちゃ」40.5%
6つの商品ジャンルについて、中古品を購入候補として検討するか尋ねました。
「中古品も積極的に検討する」と「状態や価格によっては中古品も検討する」を合わせた割合は、「本・漫画」が60.5%で最も高くなりました。
次いで「ゲーム・おもちゃ」が40.5%、「家具・インテリア」が38.5%と続きました。
一方、「家電・デジタル機器」は29.8%となっています。
中古品を購入候補に入れるかどうかは、商品ジャンルによって大きく異なることが分かりました。
特に「本・漫画」では6割以上が中古品を検討すると回答している一方、「家電・デジタル機器」では3割を下回っています。
中古品に対する意識を一括りにするのではなく、何を購入するかによって、新品と中古品の選び方が変わることがうかがえます。
新品を選びたい理由1位は「故障や劣化が心配」62.3%
6つの商品ジャンルのうち、いずれかで「新品のみを検討する」と回答した人に、その理由を尋ねました。
最も多かったのは「故障や劣化が心配だから」で62.3%となりました。
次いで「衛生面が気になるから」が46.0%、「傷や使用感が気になるから」が43.1%と続きました。
新品を選びたい理由では、価格よりも商品の状態や、使用するうえでの不安に関する回答が上位となっています。
中古品の購入を検討する際には、価格だけでなく、問題なく使えるか、どの程度使用感があるかといった点も気になる要素になっているようです。
あるる編集部の視点
今回の調査から見えてきたのは、中古品を選ぶかどうかは、価格の魅力だけで決まるわけではないということです。
購入費用を抑えたいという気持ちが中古品を検討するきっかけになる一方で、商品の状態や品質に不安があれば、新品を選びたいと考える人もいます。
そこで中古品を販売するECサイトでは、単に「新品より安い」と伝えるだけでなく、「どのような状態の商品なのか」を購入前に判断できる情報を整えることが大切になりそうです。
たとえば、傷や使用感が分かる写真を掲載したり、動作確認の結果やクリーニングの有無、保証内容などを明示したりすることが考えられます。
また、中古品を検討する割合は商品ジャンルによって異なるため、それぞれの商品で購入者が気にする情報を分かりやすく伝えることも重要でしょう。
価格の魅力を伝えることと、商品の状態を正しく伝えること。
中古品を安心して比較・検討できる環境を整えることが、利用者の商品選びをサポートする一つの方法になるのではないでしょうか。
- 調査対象: 全国の20~60歳の男女
- 調査期間: 2026年10月13日
- 調査方法: インターネットアンケート調査
- 有効回答数: 400名
- 構成比は小数第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります