値上げで離れる人、残る人。その違いは「価格」ではなかった── あるる調査で見えた消費者心理
食品や日用品など、さまざまな商品の値上げが続いています。
「また値上げか……」と思う一方で、同じように価格が上がっても「仕方ない」と感じる商品もあれば、「納得できない」と感じる商品もあるのではないでしょうか。
では、その違いはどこにあるのでしょうか。
創作品モール「あるる」が全国の20~60代を対象にアンケート調査を実施したところ、商品の値上げについて52.5%が「納得できない」と回答しました。
しかし調査結果を詳しく見ると、消費者が気にしているのは単純な「値上げ」ではなく、その伝え方や商品の価値にもあることが見えてきました。
今回は、調査結果から「消費者が納得できる値上げ」と「納得できない値上げ」の違いを読み解きます。
Q.商品の値上げについて、あなたの考えに最も近いものを教えてください。
【回答結果】
納得できる:7.0%
ある程度納得できる:40.5%
あまり納得できない:32.5%
納得できない:20.0%
Q.どんな商品なら、値上げしても購入したいと思いますか?
【回答結果】
長く使える:56.0%
品質が良い:55.0%
日本製・国産:31.0%
他では買えない:24.5%
信頼しているブランド・メーカー:22.5%
保証・サポートがある:18.5%
特にない:16.5%
作り手や製造背景が分かる:13.0%
その他:0%
Q.納得しにくい値上げはどれですか?
【回答結果】
内容量が減った(ステルス値上げ):48.5%
値上げの理由が分からない:47.0%
値上げしたうえに品質も下がった:44.5%
短期間で何度も値上げしている:35.0%
値上げしたのに品質が変わらない:22.5%
元々価格が高い:16.0%
他の商品で代用できる:14.0%
値上げ幅が大きい:4.0%
その他:0.5%
Q.値上げする企業に期待することは何ですか?
【回答結果】
品質を維持してほしい:46.0%
値上げの理由を説明してほしい:37.5%
内容量を維持してほしい:34.0%
値上げ後もサービスやサポートを維持してほしい:22.5%
特に期待することはない:19.0%
その他:1.5%
あるる編集部の視点
今回の調査では、「値上げに納得できない」と回答した人が半数を超えました。
一方で、その理由を見ると、「内容量が減った(ステルス値上げ)」や「値上げの理由が分からない」が上位となっており、消費者は価格そのものよりも、「なぜ値上げしたのか分かること」や「価格に見合う価値があること」を重視していることが分かります。
また、「長く使える」「品質が良い」商品であれば、価格が上がっても購入したいという回答も半数を超えました。
値上げが避けられない時代だからこそ、企業には価格だけではなく、その背景や商品の価値を丁寧に伝える姿勢が、これまで以上に求められていると言えそうです。
- 調査対象: 20歳以上60歳以下の男女
- 調査期間: 2026年7月6日
- 調査機関: クラウドソーシングサイト
- 調査方法: 各質問項目の回答割合を算出
- 有効回答数: 200名