8割以上が節約を意識。それでも食費や趣味を守りたい理由とは
食品や日用品、電気代など、さまざまなものの値上げが続く中、多くの家庭で節約が日常になっています。
しかし、節約を意識しているからといって、すべての支出を減らしているわけではありません。
毎日の食事、趣味、旅行、健康など、「ここだけはできれば削りたくない」と考える支出もあるのではないでしょうか。
創作品モールあるるでは、全国20~60代の男女300名を対象に「物価高と節約」についてアンケート調査を実施しました。
今回は調査結果とともに、物価高の中で見えてきた消費者の価値観について考えてみます。
- 83.7%が物価高の影響で節約を意識している
- 節約したくない支出1位は「食費」57.7%)
- 節約したくない理由1位は「自分の楽しみ・趣味だから」49.3%
- 支出を続ける工夫1位は「セール・特売を利用する」60.7%
物価高への意識は高い一方で、「何でも節約する」のではなく、「守りたい支出を決め、そのために買い方を工夫する」という姿が見えてきました。
物価高の背景で83.7%が節約を意識
「とても意識している」「やや意識している」を合わせると83.7%となり、多くの人が物価高を意識しながら生活していることが分かりました。
今回の調査では、この"節約意識"を前提に、「それでも削りたくない支出」が何なのかを掘り下げています。
食費が最も「節約したくない支出」になった理由とは
節約したくない支出では、「食費」が57.7%で最も多い結果となりました。
食事は毎日の生活に欠かせないだけでなく、健康や家族との時間にも関わる支出です。そのため、物価高だからといって大きく削ることが難しいと感じている人が多いのではないでしょうか。
また、「趣味・娯楽」「旅行・レジャー」「健康・美容」も上位となりました。
生活に必要なものだけではなく、自分らしく過ごすための時間や体験にも、お金をかけ続けたいという意識がうかがえます。
節約しても「楽しみ」は手放したくない
節約したくない理由では、「自分の楽しみ・趣味だから」が49.3%で最も多く、「毎日の生活を豊かにしたいから」「健康維持のためだから」と続きました。
興味深いのは、「暮らしを豊かにするから」という理由も多く選ばれている点です。
物価高が続く中でも、好きなことを我慢し続けるのではなく、生活の満足度につながる支出はできるだけ維持したいという考え方が広がっているのかもしれません。
「買わない」のではなく、「買い方」を工夫している
支出を続けるための工夫では、「セール・特売を利用する」が60.7%で最も多く、「ポイントを利用する」「クーポンを利用する」が続きました。
この結果から見えてくるのは、「節約=我慢」というより、「同じものをよりお得に購入する」という行動です。
必要な支出を減らすのではなく、セールやポイント制度などを活用しながら、負担を抑える工夫をしている人が多いことが分かりました。
過去の調査でも見えていた「価格より納得感」という価値観
あるるが以前実施した商品の値上げに関する調査では、値上げしても購入したい商品の条件として、「品質が良い」「長く使える」「他では買えない」といった回答が多く集まりました。
今回の調査でも、「食費」「趣味」「健康」など、自分にとって価値がある支出は維持したいという結果になっています。
どちらの調査にも共通しているのは、「できるだけ安いものを選ぶ」というよりも、価格に見合う価値があると納得できるものにはお金を使いたいという消費者心理です。
物価高だからこそ、価格だけではなく「満足できるか」「必要だと感じられるか」が、これまで以上に重視されているのかもしれません。
あるる編集部の視点
今回の調査では、8割以上が物価高の影響で節約を意識していることが分かりました。
その一方で、「食費」「趣味・娯楽」「健康・美容」など、自分の生活や満足度に関わる支出については、できるだけ維持したいと考える人が多いことも明らかになりました。
また、支出を減らすのではなく、セールやポイント、クーポンを活用して負担を抑えるなど、「買い方を工夫する」という消費行動も特徴的です。
物価高が続く中でも、自分にとって本当に大切なものを見極め、メリハリをつけてお金を使う。今回の調査からは、そんな消費者の価値観が見えてきました。
- 調査対象: 20歳以上60歳以下の男女
- 調査期間: 2026年7月13日
- 調査機関: クラウドソーシングサイト
- 調査方法: 各質問項目の回答割合を算出
- 有効回答数: 300名