ハンドメイドアクセサリーの作り方♪販売できるクオリティに仕上げるコツ

「ハンドメイドでも、本格的で売れるアクセサリーって作れるの?」そんなふうに思ったことはありませんか?
実は、初心者でもコツさえ掴めばプロっぽく見えるハンドメイドアクセサリーは作れます。手作りでも、仕上げやデザイン次第で一気にクオリティが上がるんです。
この記事では、初心者向けの簡単なはじめ方から、販売を目指すために必要な道具や素材選びのポイント、仕上げのコツとNGポイントまでまとめてご紹介します。
【種類別】初心者にも作りやすいハンドメイドアクセサリー
初心者が手軽にはじめたいなら、台座に貼ったり・パーツをつないだりする「貼る・つなぐ系」や、布・コード・リボンを使った「コード系」が向いています。
一方、完成度重視の方は「ワイヤー」や「ビーズ編み」に挑戦してみてはいかがでしょうか。
初心者だけどクオリティの高いアクセサリーを作りたいという方は、最近人気の「レジンアクセサリー」もおすすめです。高級感のある仕上がりですが、専用の道具さえあれば意外と簡単に作れちゃいますよ。
1.貼る・つなぐアクセサリー

初心者おすすめ度:★★★★★
こんなに可愛いカットストーンのピンブローチも、作り方はとても簡単。
メタルの台座に、お好みのカットストーンを接着剤で貼りつけるだけ。位置を調整したらしっかり乾かして完成です。
ストーンの色を組み合わせる楽しさがあり、製作中も、まるで小さな宝石を集めるような気分で楽しいですよ。
初心者でも扱いやすく、短時間で完成するのに、完成度と存在感は抜群。初めてのアクセサリー作りにもぴったりです。
2. 布・コード・リボンを使ったアクセサリー

初心者おすすめ度:★★★★☆
タッセルピアスは、1色の糸だけでも気軽に作れるので初心者でも安心。
まず、1mの糸を厚紙にぐるぐると巻きつけ、下に少し糸が垂れるようにしておきます。垂れた糸を切ったら、巻いた糸を厚紙からそっと外します。輪になっている部分に丸カンを通し、もうひとつの丸カンとピアス金具をつなげて取り付けます。
次に、タッセル下部の輪になっている部分をハサミでカット。最後に、上から5mmの位置を30cmの糸でしっかり結び、余分な糸をカットするだけ。
もう片方も同様の手順で作り、最後に2つのタッセル部分の長さが合うように調整すれば完成です。
3.レジンアクセサリー(UVレジン)

初心者おすすめ度:★★★☆☆
レジンで作るリングは、手軽なのに本格的な仕上がりが魅力です。
まずはモールドにレジン液を注ぎ、好みのストーンを封入。爪楊枝で位置を調整し、バランスよく配置します。硬化してしまうと調整できなくなるので、ここでしっかりデザインを整えます。
モールドの規定量までレジン液を足し、LEDライトでしっかり硬化。底面も忘れずにライトを当ててください。
モールドから外したあと、くぼみがあればレジン液を足して形を整え、再度硬化します。できあがったレジンをリング台に接着剤で貼り付ければ完成。
封入素材次第で印象も自由自在です。
4.ワイヤーアクセサリー

初心者おすすめ度:★★☆☆☆
ワイヤーで作るフープピアスは、シンプルなのに上品な仕上がりが魅力です。
まず、フープの一部にワイヤーを4〜5回しっかりと巻きつけます。
次にパールを1粒通し、ワイヤーを2〜3回巻きつけて固定。同じ工程を繰り返しながらパールを配置していきます。
最後のパールを通した後は、再び4〜5回巻きつけてワイヤーをカット。切り口は平ヤットコで押さえて、フープになじませましょう。
同じ作業を繰り返すだけなので初心者でも安心。パールとワイヤーの組み合わせで、上品なアクセサリーが簡単に完成します。
5.ビーズ編み・テグスワーク

初心者おすすめ度:★☆☆☆☆
ビーズを交差編みして作るリングは、繊細で可愛らしいデザインが魅力です。
まず、テグスの中央にビーズを1粒通します。続けて、左右のテグスそれぞれに1粒ずつビーズを通し、さらに1粒のビーズで交差させて引き締めます。
この工程を繰り返しながら、リングの長さを調整していきます。最後はテグスを交差せず、2〜3回固く結んでから、近くのビーズに通してテグスの端を隠すように処理します。
切りっぱなしにせず処理することで仕上がりがきれいになります。工程が多めなので、ハンドメイドに少し慣れてきた方におすすめ。
初心者でも作れる!販売クオリティのハンドメイドアクセサリー
初心者でも簡単に作れて、本格的なクオリティに仕上がるハンドメイドアクセサリーの例を3つご紹介します。
ハンドメイドが初めての方は、ぜひこの中から挑戦してみてくださいね。
1.丸カン×チャームで完成するピアス

難易度:★☆☆☆☆|所要時間:10分〜
シンプルで簡単な手順なのに高見えするピアスは初心者のハンドメイドアクセサリーにぴったりです。
作り方はとっても簡単。丸カンでお好きなチャームとピアス金具をつなぐだけ。
チャームはメタルや天然素材風など、少し高級感のあるデザインを選ぶのがおすすめ。
丸カンはしっかりと閉じ、隙間を作らないことで、手作りでも既製品のような仕上がりになります。
また、金具やパーツの色味をそろえることで統一感が生まれ、洗練された印象になり、初心者でも販売できるレベルのクオリティに近づけますよ。
2.ゴム+ビーズだけで作るブレスレット

難易度:★☆☆☆☆|所要時間:15分〜
簡単で失敗しにくいので、ゴムのビーズブレスレットも初心者向けのハンドメイドアクセサリーです。
作り方は、伸びるゴムにビーズを通して結ぶだけ。
お子様でも作れるビーズブレスレットですが、使用するビーズにこだわれば、販売できるくらい素敵な仕上がりも目指せます。
たとえば、大小異なるビーズを組み合わせると立体感が生まれ、見た目にアクセントが加わります。
手作り感が出てしまいがちな結び目はビーズの中に隠す、または透明接着剤でしっかり固定してカットすることで、完成度がグッと上がりますよ。
ビーズの配色は「ベースカラー+アクセントカラー」でまとめると、上品で大人っぽい印象に仕上がります。
3.チェーン+天然石風パーツの高見えネックレス

難易度:★★☆☆☆|所要時間:20分〜
天然石風パーツのネックレスは、上品でナチュラルな印象に仕上がる人気のアイテムです。作り方は意外とシンプル。
まず、Tピンに天然石ビーズを通します。ビーズのすぐ上でTピンを直角に曲げ、根元から約8mmの位置でニッパーを使ってカット。
丸ペンチで先端を少しずつ丸めて、きれいな輪を作ります。これで天然石風のパーツが完成。
最後にCカンを使ってお好みのチェーンにパーツをつなげれば、オリジナルネックレスの完成です。
チェーンは細すぎない適度な存在感のあるものを選ぶと重厚感が出るためおすすめ。
パーツは透明感があり、カットが美しいものを選ぶと完成度がアップします。
チャームは中央からあえて数mmずらして配置することで、こなれ感のある抜け感が生まれますよ。
ハンドメイドアクセサリーで販売クオリティを目指すための道具と材料
ハンドメイドアクセサリーを作るときに、必要な道具や材料をご紹介します。クオリティの高い作品を目指すのなら、持っておいて損はないアイテムばかりです。
ハンドメイドアクセサリーで副業を考えている方だけでなく、趣味で手作りしたいという方も、ぜひ準備しておいてください。
1.必要な道具
- 平ペンチ
- 金具の開閉や押さえに使う、もっとも使用頻度の高い道具です。
- 丸ペンチ
- ワイヤーやピンの先端を丸く加工するのに便利です。
- ニッパー
- ピンやワイヤーをカットする際に使用します。
- ピンセット
- 細かいパーツの配置や微調整に必須です。
- UVライト
- レジンアクセサリーを硬化させるための必須アイテム。
- 接着剤
- パーツ同士をしっかりと固定するために使います。
- クリーナー
- 金具やパーツの汚れを落とすために使います。
- メジャー
- チェーンやコードを正確な長さにカットするために使います。
- 作業マット
- パーツが転がらず、傷を防ぎながら作業するためのマット。
2.パーツと材料の選び方
ハンドメイドアクセサリーで、よく使われるパーツや材料をご紹介します。
また、販売目的なら避けた方よいパーツも確認しておきましょう。
よく使われるパーツ
- ビーズ類
-
・アクリルビーズ:軽くてカラフル。種類が豊富で初心者向けの素材です。
・ガラスビーズ:透明感と輝きがあり、高見えしやすいのが特徴です。
・淡水パール:柔らかい光沢と上品さが演出できます。
- チャーム類
- 星や花、天然石風など、個性を加えるワンポイントに使います。
- フレームやモチーフ
- レジンを流し込んだり、存在感のある装飾に使えます。
よく使われる材料
- 金具類
- 丸カン、Tピン、カニカン、アジャスター、ピアス・イヤリングパーツなど。基本的な接続・留め具に使用します。
- チェーン・コード類
- メタルチェーンは高級感を、ナイロンコードやリボンは柔らかさを演出してくれます。
- 接着・封入素材
- レジン液、ボンド、ラメ、ドライフラワーなど。レジン作品や細部の仕上げに使います。
販売クオリティに仕上げるなら避けた方がいいパーツ
- 100均のメタルパーツ
- 安いのでつい使いたくなってしまうのですが、金属アクセサリーで注意したいくすみや色ムラが出やすく、劣化も早いため販売用には不向きです。
- 粗雑なプラスチックビーズ
- 線や欠けが目立つものは品質が悪く見える原因になってしまいます。
- 色の合っていない金具とパーツ
- たとえば、黄みの強いゴールド金具に、青みのあるシルバーパーツを合わせると安っぽく見える原因になります。
プロっぽく見える!ハンドメイドアクセサリー作り仕上げのコツ
手作りなのに、まるでプロが作った作品のように見える「仕上げのコツ」を3つご紹介します。
ハンドメイドだからこそ、見えない部分に細心の注意を払うことがプロクオリティにする重要なポイントです。
コツ1.丸カン・Cカンの“つなぎ目”はしっかり閉じる
アクセサリー作りの中で、丸カンやCカンのつなぎ目の処理は、見た目と耐久性を左右する大切なポイントです。
わずかでも隙間があると、パーツが外れたり、安っぽく見えたりしてしまい、悪い意味での手作り感が出てしまいます。
仕上げの際は、平ペンチでぴったりつなぎ目が合うまでしっかり閉じるように調整しましょう。
デザインばかりに意識が向いて、雑になりがちな部分だからこそ、丁寧に仕上げることで作品全体の完成度がグッと上がります。
コツ2.金具まわりの処理は丁寧に仕上げる
留め具や金具の向き、位置をそろえるだけで、作品に“きちんと感”が生まれます。
金具の向きがバラバラだったり、左右でズレがあると、一気に素人っぽさが出てしまうので注意しましょう。
また、緩みやグラつきがあると着用時に取れてしまったり、危険につながります。
カンや丸玉などの緩衝パーツを挟むことで、強度をアップさせて、見た目もスッキリ整えるのがおすすめ。
細かい部分の処理こそ、プロっぽく見せる最大のカギです。
コツ3.ボンドや接着剤は“見せない工夫”を
ボンドや接着剤を使うパーツでは、「つけすぎ」と「はみ出し」に要注意です。
特にレジン系や貼り付けパーツは、ほんの少しのムラやはみ出しが清潔感を損ない、手作り感が強く出てしまいます。
接着剤は必要最低限の量を使い、乾く前に細部まで整えることがポイント。
さらに、パーツがズレてしまうのを防ぐため、完全に固まるまで動かさないよう注意しましょう。
デザイン以外の部分は目立たないように細部にこだわることでクオリティの高い作品を作れます。
【NG】ハンドメイドアクセサリー作りで素人感が出てしまう例
ハンドメイドアクセサリーに素人感を漂わせてしまうNGポイントを2つご紹介します。必ずここをチェックして、より魅力的な作品に仕上げてくださいね。
NG1.パーツの色味や素材感がちぐはぐ
ハンドメイドアクセサリーに使う金具やパーツの色味・素材感がバラバラだと、どうしても統一感がなく安っぽい印象になってしまいます。
たとえば、真鍮ゴールドとイエローゴールドを混ぜたり、ツヤの強いビーズとマットな金属を組み合わせると、ちぐはぐ感が際立ちますよね。
ナチュラル・ガーリー・モードなどの、全体のテイストに合う素材を選ぶのも重要なポイントです。
初心者こそ「統一感」を意識して、洗練された雰囲気に仕上げるのが素人感を払拭する秘訣です。
NG2.着けたときにチクチクする・引っかかる
どんなに見た目が可愛くても、肌当たりがチクチクしたり、髪や服に引っかかるような仕上がりでは、着用時の不快感につながってしまいます。
特に、販売目的の場合は購入者からのクレームにつながることもあるため、絶対に避けたいNGポイントです。
ピンやワイヤーの切り口は要注意です。処理が甘いと肌を傷つける原因になります。必ずニッパーでカットした後に、ヤスリや平ペンチで滑らかに整え、実際に着用して肌当たりをチェックしましょう。
ハンドメイドアクセサリーの作り方についてのQ&A
初心者がアクセサリーの作り方を学ぶにはどういう方法がある?
初心者がハンドメイドアクセサリーの作り方を学ぶには、YouTubeなどの動画サイトで手順を視覚的に学ぶ方法が人気で、わかりやすいです。
ほかにも、写真付きで丁寧に解説されている書籍や雑誌を見ながら作ったり、初心者向けのオンライン講座や地域のカルチャー教室などで講師の方から実際に教えてもらうという方法もあります。
また、SNSで作家さんの製作過程をチェックしたり、アプリでレシピを共有しているサービスも参考になりますよ。
自分のスタイルに合った学び方を選ぶことが、長く楽しむコツです。
ハンドメイドアクセサリーを販売するにはどこで売るのがいい?
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