今作は28ページに及ぶ回転ベッドのオールカラー写真集!
終末トラベラーあまみ氏による昭和遺産ラブホテルの魅力を紹介したZIN。
昭和遺産ラブホテルとは現在のスタイリッシュさや機能的ではなく、昭和の温かみやレトロ建築として楽しめる旧風営法以前に建設されたラブホテルを主に指す。
ラブホテルで現在可動している、キラキラ輝く回転ベッドを魅力的に幻想的に撮影した一冊。
【本文より】2013年、アイネ香芝店で回転ベッドを初めて見て、うっとりしてしまうほどの美しさに心奪われ、昭和の趣の残るラブホテルを「昭和遺産ラブホテル」と呼んで、記録・レポートをはじめました。今年で、その活動も5年になります。まだまだ浅い活動年数ですが、ここで一度、活動の原点である回転ベッドの写真をまとめてみようと思い、本作を制作しました。
でもきっと、近い将来、役目を終えてしまう日がきます。いつか役目を終えるその日、回転ベッドは恋人たちのことを想ったりするんじゃないだろうか。永い永い眠りについたとき、恋人たちの夢を見るんじゃないだろうか。幾万の恋人たちと時間を共にしてきたであろう回転ベッドに、そんな思いを抱いていています。
いつか来るその日が訪れても、わたしたちが回転ベッドのことを忘れたりしないために、その歴史の一部をここに記録しています。