【初心者向け】おすすめワイン12選!選び方や種類について徹底解説

「大人になってワインが美味しく感じるようになった」という意見も多く耳にします。興味はあるけど、なかなか手が出ないという方もいるかもしれません。
ワインには、赤や白、ロゼやスパークリングなどの種類がありますが、細かく分けると膨大なものになります。何から飲み始めていいかわからないというのも納得。
そこで、初心者におすすめのワインや、その選び方についてご紹介します!
初心者のおすすめのワインの選び方・ポイント

ワインを飲んでみようとお店に行ったところ、ズラッと並んだボトルを前に、何を基準に選べばいいか悩んだ人もいるはず。
選ぶ際に初心者が重視すべき、いくつかのポイントがあります。
【甘口 or 辛口】味の好みで選ぶ
ワインの味に慣れていない方にとっては、フルーティーな味わいの白ワインが飲みやすいでしょう。白いワインには、甘口や辛口といった種類があります。
甘口は、原料であるぶどうの果実感が強く、本来の甘味が残っています。
辛口は、甘みが少なくスッキリとした飲み口が特徴です。
ボトルについたラベルに種類が記載されているものもあるので、まずは好みと思われる味を選んでみましょう。
【赤 or 白 or ロゼ】色と風味で選ぶ
ワインを色の種類で大きく分けると、赤と白、ロゼになります。
赤ワインは、製造の際に果実の果肉部分だけでなく、果皮も使用。濃い色合いに仕上がり、風味も渋めになります。
白ワインは、果汁だけを使用して作られるため、透明感のある色合いに。フルーティーで軽やかな味わいとなります。
ロゼは、フランス語で「薔薇色」や「ピンク色」という意味。赤ワインと白ワインの要素を兼ね、丁度中間のような風味が楽しめます。
【スパークリングワイン】特別感&飲みやすさ◎
スパークリングワインとは、炭酸ガスを含んだ発泡性のワインです。よく耳にするシャンパンは、スパークリングワインの一種になります。
グラスのなかで気泡が立ちのぼる様子は美しく華やかさがあり、特別感が味わえるのがスパークリングワインの魅力。
炭酸により飲み口も爽やかで、清涼感があるため、初心者には飲みやすいワインとなります。
【価格帯】初心者は1,000円~2,000円台でOK
ワインの価格は、安いものから高いものまで幅広く設定されています。数万円する高いものであれば品質は優れていますが、好みに合わない場合も。かといって安すぎると低品質のものも多くなってしまいます。
値段の設定として、初心者あれば、1,000円~2,000円台が無難。まずはお手頃なその価格帯のワインを試してから、手を広げていくといいでしょう。
【産地】味の傾向が違うので楽しみながら比較
ワインの原料となるぶどう。産地によって味が異なりますが、それはワインの風味にも影響を及ぼします。
寒い地域と暖かい地域で育てられたぶどうでは、熟すスピードが変わってきます。すると、ぶどうの糖度にも差が。
ラベルに記載された産地を見て選び、味の傾向の違いを感じるのも、楽しみ方のひとつです。
【ラベルの情報】最低限ここだけチェック
ワインの情報が記載されているのが、ラベルです。種類によって記載されている内容は変わりますが、大きくは5つ。商品名・ぶどうの品種・産地・収穫年数・メーカーになります。
しかし、ワイン初心者にとっては、どれもなじみがないものでしょう。もう少し詳しく書いてあるものもあるので、見つけて参考にしてください。
赤ワインであれば、ボディについての記載を参考に、白ワインであれば、味に関する甘辛度合いをチェックするといいでしょう。
初心者でも飲みやすいおすすめワイン12選
ワイン初心者は、まず何から試していいかもわからないはず。手始めに飲むのにおすすめのワインを、赤、白、ロゼ、スパークリングの種類に分けてご紹介します。
赤
モルドバワインが少しずつ人気になっている理由は。。。/【赤】アスコーニ リザーブ カベルネソーヴィニオン 2009

ワインの産地としても有名な、モルドバ共和国で作られているモルドバワイン。
味や香りが強く、コクのある旨みが特徴。口当たりがまろやかで、好き嫌いの分かれない味です。
なにより、コストパフォーマンスの良さが初心者向き。日本への輸入量も増えてきていて、流行の兆しありです。
この機会に是非飲んでみてください。
老樹×新樽=Ⅰ/【赤】ドメーヌ スリエ ルヴィーブル Ⅰ メルロー 樽熟成 2021

口当たりの良い甘さが特徴のぶどうの品種、メルロ。こちらは、長野県塩尻市で収穫されたメルロを使用したワインです。
果実感が強く、奥深くやさしい味わいが楽しめます。日本人の好む味。
和食に合うので、すき焼きや、うなぎの蒲焼などのお供にいかがでしょうか。
テールドシエルさん醸造!/【赤】ヴェレゾンノート Experience 2022

渋みと果実感が特徴のぶどう品種、カベルネ・ソービニヨン。上品な酸味と渋みが特徴のネッビオーロ。この2品種を使用したワインになります。
酸味と渋み、果実感が絶妙なバランスを保ち、独特の味わいが楽しめます。熟成させると風味が増すので、自宅でしばらく保管して、時間を空けてから飲んでみるといいでしょう。
内容量は、750mlです。
白
【白】井筒ワイン NAC シャルドネ 岩垂原 2020

長野県産のシャルドネ種のぶどうを使用した辛口の白ワイン。
水はけのいい塩尻市の岩垂原の地で収穫されたぶどうは、果実味と酸味が豊か。ワインもすっきりとした飲み口で、洗練された味が楽しめます。
内容量は、720ml。飲みごろの温度が 4~8度前後となっているので、意識してみるといいでしょう。
【白】楠ワイナリー リースリング ピノグリ 2022

繊細な甘みと酸味が特徴のリースリングと、香りが高く甘みと酸味のバランスのとれたピノグリをブレンドしてできた白ワイン。
時間の経過とともに香りが変化し、フルーツ感やハーブ感が表れ、口のなかに爽やかな余韻が残ります。
慌ただしさから解放され、ゆっくりすごせる夜に飲むのに、相応しい一品です。内容量は、750ml。
【白】信州たかやまワイナリー シャルドネ 2021

長野県高山村で収穫されたシャルドネを使用した白ワイン。
高山村は、美しい村100選にも選出されている地域でもあります。豊かな自然のなかで育まれたぶどうは、味も上品でまろやか。
ワインは口当たりがよく、スッキリとした後味を感じさせます。お魚料理との相性のいい一品。内容量は、750mlです。
ロゼ
【ロゼ】シクロヴィンヤード サイクリング ロゼ ブランドノワール 2022

黒ブドウ種のメルロを使用したロゼワイン。長野県東御市で収穫されたぶどうで、酸味と甘みのバランスが絶妙。
一般的なロゼワインとは違い、ぶどうの色素にこだわらない製法が用いられているため、味が濃厚で、ボリューム感のある仕上がりとなっています。
果実味が強くジューシーなので、チーズや生ハムなどの軽いおつまみに合わせてみてはいかがでしょうか。
【ロゼ】Natan葡萄酒醸造所 Va bene!ヴァベーネ 2023

生産者であるNatan葡萄酒醸造所は2021年創業と、比較的新しいワイナリー。高い志を抱き、エネルギーと情熱を注ぎこんで作られたのが、こちらのロゼワインです。
徳島県産のマスカットベーリーを使用。甘みが強く、ほどよい酸味があり、軽やかながらしっかりと果実感を発揮した仕上がりとなっています。
「イケオジが持っていてほしいアイテム」ということで、イタリア語で「調子いい」「心配ない」を意味する「Va bene!」と名付けたユニークな一品。
内容量は、750mlです。
【ロゼ】シクロヴィンヤード サイクリング ロゼ 2022

長野県東御市で収穫されたぶどうを使用したロゼワイン。
品種は、ほどよいタンニンと爽やかな香りが特徴のメルロと、甘みと酸味と渋みのバランスの整ったアモノワールの2種類。
混醸法という、同一のタンクで醸造する製法が用いられ、フルーティーでボリューミーな仕上がりとなっています。
色調も鮮やかで美しく、部屋に置いておくと良きアクセントになり、インテリアのようにも活用できます。
スパークリング
Wa-わ-スパークリング白(750ml)

使用しているぶどうの品種は、デラウェアとナイアガラ。
デラウェアは、小粒で種がないのが特徴。甘みが強く、子どもに人気のある品種です。ナイアガラもまた糖度が高く、果実感のある強い香りを漂わせます。
フレッシュな2種のぶどうを使ったワインは、ほのかな甘みと苦みを感じさせる一品に。加えて心地良い酸味があり、爽やかな余韻を残します。
数々の受賞歴のあるスパークリングワイン。初心者の方であれば、試してみる価値ありです!
【ロゼ泡】高畠ワイナリー 嘉 Yoshi スパークリング ピノ シャルドネ 2024

山形県産のスパークリングワイン。原材料として使用しているぶどうは2種。
フレッシュな果実の香りを漂わせ、やさしい甘さが特徴のシャルドネに、タンニンの少ないマイルドな風味のピノノワールをアッサンブラージュ。ほどよい渋みと重厚さを感じる一品に仕上がっています。
酸味の奥に感じる、心地良いスパイス感が後味にわずかに残ります。故に、スパイスを効かせた料理との相性は抜群。
サンドイッチやサラダなど、ややスパイシーに仕上げて、合わせてみてはいかがでしょうか。
【泡】高畠ワイナリー 嘉 Yoshi スパークリング シャルドネ NV

山形県産のシャルドネを使用したスパークリングワイン。
グラスに注ぐと、淡いレモンイエローのカラーが鮮やか。立ちあがる気泡も、上品で美しく、見た目にも楽しめる一品。
柑橘系のような華やかな香りが漂い、口に含むと豊かな旨みと酸味が広がります。スッと喉を通過していき、後味も爽やか。
クセのない味は、様々な料理との相性がいい。オールマイティに合わせられるので、食前酒にもおすすめです。
ワインは種類が多く、手をつけるのには躊躇いが生じますが、魅力に触れればハマってしまうはず。料理の種類によって合う合わないなどもあり、非常に奥が深いです。
まずは今回ご紹介したワインから始めて、どっぷりとワインの沼に浸かってください。