夏の福袋「初めて知った」が68.3%。購入意向は約3割、定着にはまだ時間が必要か
「福袋」といえば、お正月に販売されるものを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
しかし近年では、食品や日用品、コスメ、アパレルなど、さまざまなジャンルで「夏の福袋」が販売されています。
一方で、消費者にどの程度認知されているのか、また、どのような印象を持たれているのかは、あまり分かっていません。
そこで創作品モールあるるでは、全国20~60歳の男女400名を対象に「夏の福袋」についてアンケート調査を実施しました。
今回は、調査結果から見えてきた夏の福袋の認知度や購入意向、今後定着するために求められることについて考えてみます。
- 68.3%が「夏の福袋を今回初めて知った」と回答
- 購入経験がある人は8.8%
- 「購入したい」と回答した人は29.5%
- 夏の福袋に期待することは「通常よりお得であること」が52.8%で最多
夏の福袋はまだ広く認知されていない一方で、一定の購入意向があり、「お得感」や「中身が分かる安心感」が求められていることが分かりました。
約7割が「夏の福袋を今回初めて知った」
「夏の福袋」が販売されていることを知っているか尋ねたところ、「このアンケートで初めて知った」が68.3%で最も多い結果となりました。
「知っているが購入したことはない」は23.0%、「購入したことがある」は8.8%でした。
近年は夏の福袋を販売する企業も見られますが、今回の結果からは、消費者への認知はまだ十分に広がっていないことがうかがえます。
まずは「夏にも福袋がある」と知ってもらうことが、購入につなげるための第一歩になりそうです。
「購入してみたい」と回答した人は29.6%
「夏の福袋」を購入してみたいか尋ねたところ、「とても購入したい」が6.8%、「やや購入したい」が22.8%となり、合わせて29.6%が購入意向を示しました。
一方、「あまり購入したくない」は36.0%、「全く購入したくない」は34.5%で、合わせて70.5%でした。
現時点では、購入に前向きではない人が多数を占めています。
ただし、購入経験がある人は8.8%にとどまるのに対し、購入意向は29.5%まで広がっています。実際に買ったことはなくても、内容や価格次第では試してみたいと考える人が一定数いることが分かります。
「福袋=お正月」のイメージは依然として強い
「福袋」と聞いて最も思い浮かぶ季節を尋ねたところ、「お正月」が79.5%で最も多い結果となりました。
「季節は意識しない」は18.8%、「夏」と回答した人は1.8%でした。
夏にも福袋が販売されるようになった一方で、多くの人にとって福袋は今もお正月の恒例企画として認識されているようです。
夏の福袋が広く浸透するには、お正月の福袋をそのまま夏に置き換えるだけではなく、夏に買う理由や季節ならではの魅力を示す必要がありそうです。
夏の福袋に期待されるのは「お得感」と「中身が分かる安心感」
夏の福袋に期待することを尋ねたところ、「通常よりお得であること」が52.8%で最も多くなりました。
次いで、「中身がある程度分かること」が40.0%、「人気商品が入っていること」が23.5%、「夏限定の商品が入っていること」が19.8%、「送料無料などの特典」が16.5%と続きました。
「夏限定の商品が入っていること」よりも、「通常よりお得であること」や「中身がある程度分かること」が上位となっています。
夏という季節性だけではなく、購入するメリットが明確で、失敗しにくいことが重視されているようです。
また、「特に期待することはない」と回答した人も29.5%いました。夏の福袋を知らない人が多い中では、消費者自身が魅力や利用場面をまだ具体的にイメージできていない可能性もあります。
「一般的なイベントとして定着する」と思う人は34.0%
今後、夏の福袋が一般的なイベントとして定着すると思うか尋ねたところ、「定着すると思う」が5.8%、「やや定着すると思う」が28.3%となり、合わせて34.1%でした。
一方、「あまり定着しないと思う」は49.3%、「定着しないと思う」は16.8%で、合わせて66.1%となりました。
約3割が購入意向を示している一方で、季節イベントとして定着すると考える人は多くありません。
一度購入してみたい商品としての可能性はあっても、毎年恒例の行事として思い浮かべられる段階には至っていないようです。
今後定着させるには、認知を広げるだけでなく、夏限定の商品や帰省・旅行、自宅で楽しむ食品など、夏の時期に福袋を購入する意味を分かりやすく伝える必要があるでしょう。
あるる編集部の視点
今回の調査では、68.3%が夏の福袋を「今回初めて知った」と回答し、購入経験がある人も8.8%にとどまりました。
また、79.5%が福袋からお正月を思い浮かべており、「福袋=お正月」というイメージは依然として強く残っています。
一方で、29.6%が夏の福袋を購入してみたいと回答しました。「通常よりお得であること」や「中身がある程度分かること」が期待されていることから、価格面のメリットと購入前の安心感が伝われば、購入につながる余地はありそうです。
夏の福袋が一般的なイベントとして定着するには、単に夏にも福袋を販売するだけでは不十分です。「夏だからこそ欲しい商品」や「この組み合わせなら試してみたい」と思える理由を示し、お得感とともに夏ならではの価値を伝えることが重要になりそうです。
- 調査対象: 20歳以上60歳以下の男女
- 調査期間: 2026年7月13日
- 調査機関: クラウドソーシングサイト
- 調査方法: 各質問項目の回答割合を算出
- 有効回答数: 400名