ドイツの伝統菓子「シュネーバル」って?特徴や作り方、おすすめをご紹介

最近、SNSなどで話題となっている、シュネーバルをご存じでしょうか? ドイツのお菓子で、これから流行の兆しもあります。
今回はそんなシュネーバルについて、特徴や魅力、おすすめの商品などをご紹介します。
シュネーバルってなに?

シュネーバルについて、見たことも聞いたこともないという人もいるでしょう。まずはその概要をご説明します。
シュネーバルの定義と特徴
シュネーバルは、ドイツ発祥の伝統菓子。白くて丸い形状が特徴です。直径は10cmほど。
クッキー生地をひも状に伸ばし、いくつかまとめて丸い形にしたものを、油で揚げて作ります。最後に粉砂糖をまぶして、できあがり。
見た目はゴツゴツしていますが、サクサクッとクッキーのような軽い食感が楽しめます。
シュネーバルの名前の由来
ドイツ語で、シュネーバルの「シュネー」は雪、「バル」は玉を意味します。
英語にすれば、スノーボール。まさに、見た目通りの雪玉のような形から、その名前がつきました。
実際、スノーボールという名称で、ミスタードーナツで提供されていた時期もあるとのこと。
シュネーバルの歴史
シュネーバルの発祥はドイツ。現在のように広く知れ渡るようになるまで、どんな歴史を歩んできたのでしょうか。
シュネーバルの起源と発展
ドイツでは、300年以上も前に誕生したとされています。かつては、フランケン地方やホーエンローエ地方といった地域を中心に食べられていました。
もともとは、誕生日や結婚式などのお祝いの席で振るまわれていたものが、広く浸透し、日常的に食べられるようになりました。
ローテンブルク・オプ・デア・タウバーとの関係
シュネーバルはドイツ発祥のお菓子ですが、なかでも南部のローテンブルク・オプ・デア・タウバーという町で誕生したとされています。
観光地としても人気で、日本人も多く訪れる地域。
シュネーバルは日持ちもすることから、旅行のお土産として購入する人もいます。
伝統的な食べられ方と現代の違い
かつては、お祝いの席で食べられていたシュネーバル。味も、粉砂糖をかけたシンプルなものでした。
次第に、シナモンを加えるなどのアレンジが施されるようになり、今ではチョコレートでコーティングするなどのアレンジも。
ホワイトチョコやストロベリーチョコなどの種類もあり、見た目にも華やかになっています。
食べ方は人それぞれですが、丸ごとかじりつくのではなく、フォークなどを使って崩しながら食べるのが、本場のスタイルのようです。
シュネーバルの作り方
シュネーバルは、日本ではまだなじみが薄く、提供しているお店も多くはありません。お店が見つからないのであれば、自分で作ってみましょう!
ということで、作り方をご紹介します。
必要な材料
まずは材料を用意。生地となる、薄力粉200g、バター30g、溶き卵1個分、牛乳大さじ2杯、砂糖30g。
他に、ベーキングパウダー、サラダ油、粉砂糖。
パンケーキやホットケーキを作る際の材料とほぼ同じで、おうちに既にあるものや手軽に準備できるものがほとんどです。
基本的な調理手順
- 常温に戻したバターをボウルに入れ、砂糖を加えてよく混ぜ合わせます。
- 混ぜながら、少しずつ溶き卵を加え、さらに牛乳を加えていきます。
- 薄力粉とベーキングパウダーを、ふるいにかけながらボウルに入れ、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜ合わせます。
- できあがった生地を四角くまとめてラップにくるみ、冷蔵庫で1時間ほど寝かせます。
- 冷蔵庫から取り出した生地に包丁を入れ、8等分に切り分けます。
- 切り分けた生地を、それぞれめん棒を使って横長になるよう薄くのばします。
- 薄くのばした生地を縦に置き、包丁を縦に入れて1cm幅程度に切り、細いひも状の生地にします。残りの7つの生地も同じ工程で、ひも状の生地を作ります。
- ひも状の生地を丸くなるようにまとめれば、シュネーバルの形はできあがり。
- 鍋にサラダ油を入れて熱し、丸くまとめた生地を入れて揚げていきます。
- きつね色になるまで揚げたら鍋から取り出し、よく油を切り、しばらく置いて粗熱をとったあと、粉砂糖をまぶして完成です。
調理のポイントとコツ
ひも状にした生地を丸くまとめる際、あまりギュッと詰めてしまうと、揚げるときに火が内側まで通りにくくなります。フワッと整えるぐらいが丁度いいでしょう。
揚げる油の温度は、170度くらいが理想です。
おすすめのシュネーバル
シュネーバルを提供しているお店は多くはなく、探すのにも苦労しますが、お取り寄せをして手に入れる方法もあります。
あるるでも取り扱っているので、おすすめの商品をご紹介します。
小玉3個入パッケージ

小さめのシュネーバルの詰め合わせです。
種類が、プレーン以外にも、きなこ・抹茶・ストロベリー・コーヒーなど、10パターン以上のなかから3つ選ぶことができます。
ギフトボックス入りなので、プレゼント用にいかがでしょうか。箱のサイズは、縦5.5cm×横12cm×高さ21.5cmとなっています。
小玉チョコ6個セット

シュネーバルの6個セット。サイズは、直径4.5cmとやや小さめになります。
種類が、ホワイト・ブラック・ストロベリー・グリーンティー・キャラメルのなかからの詰め合わせ。
パッケージが可愛いので、クリスマスやバレンタインなどのイベントにピッタリ。箱のサイズは、縦10cm×横21cm×高さ6cmです。
お試しセット

こちらは、大きいサイズと小さいサイズの詰め合わせ。
大玉はチョコ系となっていて、ホワイト・ブラック・ストロベリー・グリーンティーのなかから1種類。
小玉は、プレーンとシュガーに加えて、パウダー系の紫芋・ストロベリー・グリーンティー・コーヒー・きなこ・チーズのなかから4種類。大玉と小玉合わせて7個のセットです。
いろんなタイプのシュネーバルを試してみたいという方には、是非おすすめです。
black chocolate (チョコレート)

チョコレートタイプのシュネーバル。チョコレートのコーティングの上に、粉状のココナッツが絶妙な具合に振りかけられています。
カカオとココナッツの相性は抜群。最強コンビというに相応しい組み合わせです。
原材料は、強力粉・小麦粉・米粉・ベーキングパウダー・卵・塩・牛乳・バター・砂糖・れん乳・植物油・チョコレート。
white chocolate (ホワイトチョコレート)

シュネーバルをホワイトチョコレートでコーティング。ブラックのチョコレートで引かれたラインも美しい、見た目も楽しめる一品です。
ホワイトチョコレートの濃厚なミルクの風味が、シュネーバルのシンプルな生地と絶妙にマッチ。高級感が漂います。
原材料は、強力粉・小麦粉・米粉・ベーキングパウダー・卵・塩・牛乳・バター・砂糖・れん乳・植物油・ホワイトチョコレート。
strawberry chocolate (イチゴチョコレート)

イチゴチョコレートをコーティングした、見た目にも華やかなシュネーバルです。甘さのなかにほんのり酸味を感じ、食べ終えたあともしばらく心地良い余韻が残ります。
パーティーメニューとしても相応しく、テーブルに花を添えてくれる一品です。
原材料は、強力粉・小麦粉・米粉・ベーキングパウダー・卵・塩・牛乳・バター・砂糖・れん乳・植物油・チョコレート・ドライイチゴ。
green tea chocolate (抹茶チョコレート)

抹茶のチョコレートをコーティングしたシュネーバル。甘さのなかに、ほのかな苦みがあり、ちょっぴり大人の味。
チョコレートのコクと、抹茶の風味が重なり、濃厚な味が楽しめます。
原材料は、強力粉・小麦粉・米粉・ベーキングパウダー・卵・塩・牛乳・バター・砂糖・れん乳・植物油・チョコレート・抹茶。
イチゴフレーバー

鮮やかな桜色が特徴の、イチゴフレーバーのシュネーバル。香りからすでにイチゴ感たっぷり。
口に含めば、フレッシュなイチゴの風味とともに、ほんのり酸味が感じられます。生地もサクサクで食感も良く、あっという間にペロリ!
原材料は、強力粉・小麦粉・米粉・ベーキングパウダー・卵・塩・牛乳・バター・砂糖・れん乳・植物油・イチゴパウダー。
kinako (キナコ)

食べるとなんとなく懐かしさを感じるきな粉の味。そんな、きな粉テイストのシュネーバルです。
古くから日本で愛されてきた味と、ドイツの伝統菓子の、見事なハーモニーが楽しめます。
原材料は、強力粉・小麦粉・米粉・ベーキングパウダー・卵・塩・牛乳・バター・砂糖・れん乳・植物油・きな粉。
cheese (チーズ)

パルメザンチーズを使用したシュネーバル。チーズの風味とコクのなかに、ペッパーがピリッときいて良いアクセントになっています。
おかずに近い感覚の、小腹を満たすのにピッタリのおやつです。
原材料は、強力粉・小麦粉・米粉・ベーキングパウダー・卵・塩・牛乳・バター・砂糖・れん乳・植物油・パルメザンチーズ・ペッパー。
plain (プレーン)

シュネーバルの生地そのものの味を楽しみたいのであれば、こちらがおすすめ。
プレーンタイプのシュネーバルです。素朴な味にはどこか安心感が漂います。
原材料は、強力粉・小麦粉・米粉・ベーキングパウダー・卵・塩・牛乳・バター・砂糖・れん乳・植物油。
sugar (シュガー)

粉砂糖でコーティングされた、オーソドックスなシュネーバルです。
その名前の由来になったように、まさに見た目は雪の玉。ドイツで古くから食べられている伝統の味が楽しめます。
原材料は、強力粉・小麦粉・米粉・ベーキングパウダー・卵・塩・牛乳・バター・砂糖・れん乳・植物油・粉糖。
抹茶フレーバー

ドイツの伝統菓子であるシュネーバルに、和のテイストを加えた一品。
抹茶の上品な苦みが、シュネーバル特有の油っぽさを打ち消し、いっそう食べやすくなっています。
来客の際のお茶菓子として出すのにも最適です。
原材料は、強力粉・小麦粉・米粉・ベーキングパウダー・卵・塩・牛乳・バター・砂糖・れん乳・植物油・抹茶。
coffee (コーヒー)

ほんのり苦みを感じる、コーヒーテイストのシュネーバル。
漂う独特の香りが心地良く、食べれば口のなかにコクと風味が広がります。
美味しさがあとを引き、いつまでもつまんで食べていたくなります。
原材料は、強力粉・小麦粉・米粉・ベーキングパウダー・卵・塩・牛乳・バター・砂糖・れん乳・植物油・コーンシロップ・コーヒー・カゼイン・乳化剤。
シュネーバルは、色んなアレンジを加わり見た目も華やかなものが多いです。
まだその存在を知らない人も多いと思うので、写真に撮ってSNSなどにアップすれば、多くの注目を集めるかもしれませんね。