簡単&おしゃれに!手作り招待状の作り方と文字入れOKの手作りキット

「結婚式や二次会、ちょっとしたパーティーをもっと自分らしく演出したい」
そんな気持ちから、招待状を手作りしたいと考える方が増えています。
でも実際に作るとなると、必要なものや具体的な作り方など、わからないことだらけで不安になりますよね。
とくに、結婚式などのフォーマルな場では、手作りでも失礼にあたらないか心配になる方も多いはず。
この記事では、初心者でも簡単にできる招待状の作り方を、手書き・パソコンの両パターンで丁寧に解説します。
1から作るのはハードルが高いという方には、テンプレートやキットなどもおすすめです。
世界にひとつだけの招待状で、イベント前からゲストをおもてなししましょう。
手作り招待状の作り方
ここでは、「手書き」と「パソコン」を使った2通りの方法をご紹介します。
どちらも初心者向けに、必要な材料や道具、手順をわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にして素敵な手作り招待状を作ってみてくださいね。
手書きで作る場合
手書きで作る招待状は、温かみがあり、見る人の心に残ります。
一つひとつ手作業で仕上げるため、オリジナリティを存分に発揮できるのが魅力ですよね。
まずは必要な道具や紙の選び方、書く順番など、招待状を手作りするときの基本の流れを確認していきます。
【手書き】必要な材料・道具リスト
手書きの招待状を作る前に、以下の材料と道具をそろえておきましょう。
- 招待状用の紙
厚紙、クラフト紙、画用紙など、少し厚めがおすすめです。 - 封筒、封緘シール
ぷっくりした手触りが可愛らしいホットスタンプ風の封緘シールも可愛いですよ。 - 鉛筆、カラーペン、マーカー、消しゴム
- 定規、カッター、カッターマット
- 装飾アイテム
シール、マスキングテープ、スタンプ、リボンなど、お好きなもの。 - プリンター
作成したデザインを元に複数枚作る場合や、日時や場所などの定型的な情報をきれいに印刷したい場合。
完全に手書きの場合は、デザインの自由度が高いので、装飾アイテムを組み合わせることで、よりオリジナリティを出せます。
お好みの飾りを用意して、自分らしさを演出してみてくださいね。
1. デザインの下書きを考える

まずは紙のサイズを決め、招待状の全体イメージを考えます。おすすめは、一般的なハガキサイズ(100×148mm)やA5サイズ(148×210mm)です。
文字の配置と、イラストや装飾の位置を決め、全体のバランスを意識しながら、鉛筆で軽く下書きしてみてください。後で消すので、鉛筆の跡が残らないように薄めに書くのがおすすめです。
デザインが思いつかない場合は、SNSで手作り招待状のアイデアを公開している方もいますので、ぜひ参考にしてみてください。
2. 必要な材料を用意する

下書きが完成したら、実際に招待状に使う紙や装飾アイテム、持っていない場合は道具もそろえていきます。
とくに、プリンターを使って一部を印刷する場合、紙質やサイズによっては自宅のプリンターに通らないこともあります。
そのため、最初は少量だけテスト購入して試してみるのがおすすめです。
手作りには失敗がつきものなので、テスト印刷してみて問題がなければ、失敗に備えて少し多めに材料を買っておくと安心ですよ。
材料は、文房具店や書店、雑貨店などの実店舗や、インターネット通販など複数のショップを上手に使い分けて購入してください。
3. タイトルや日付など大事な部分から書く

下書きができて材料もそろったら、いよいよ清書です。
まずはタイトルや日付、会場などの大切な情報から丁寧に書き始めます。
中央や上部に配置すると全体のバランスが取りやすく、見た目にも美しく仕上がりますよ。
読みやすさとデザイン性を考えて、文字の太さや色を工夫してみてください。
色の種類は5色くらいに抑えると統一感が出て洗練された印象に。
ペンがにじみやすい場合は、書いている手でこすって汚れてしまわないように注意が必要です。
清書ができたら、下書きの鉛筆線は綺麗に消しておいてくださいね。
4. 装飾を加えて仕上げる

文章が書けたら、余白に装飾を加えて華やかに仕上げていきます。
マーカーで縁を囲んだり、簡単なイラストを描いたりするだけでも、とっても可愛くなりますよ。
装飾は、ちぐはぐな印象にならないよう、テーマに合わせて色やモチーフを選ぶのがポイントです。
シールやマスキングテープ、リボン、スタンプなどを使えば、手軽に可愛く装飾できますね。
余裕のある方は、招待状を開くと飛び出す仕掛けなど立体的な装飾を入れるのも素敵です。
完成したら一度引いて全体を見てみて、シンプルすぎて味気なくなっていないか、装飾しすぎてごちゃごちゃした印象になっていないか確認してください。
他の人に見てもらうのもおすすめです。
5. 封筒に入れて完成

完成した招待状は、封筒に入れて仕上げます。
無地の封筒でも、封緘シールにこだわったり、シールやリボンを使って少しアレンジを加えるだけで、可愛くなりますよ。
場合によっては、シンプルに仕上げた方がおしゃれなこともあるので、全体の印象を見てデザインしてください。
中の招待状がデザイン性のあるものなら、透け感のあるトレーシングペーパーで包むとおしゃれです。
招待状と一緒に、簡単なメッセージカードや小さな飾りを添えるのもおすすめ。
封筒へ入れるときの向きは、ゲストが封筒から出したときに表が見えるように、郵送なら宛名と同じ向きに、手渡しなら封筒を開く側に表が来るように入れます。
パソコンで作る場合
パソコンで招待状を作る場合は、手書きよりも自由度は下がりますが、仕上がりがきれいでフォーマルな印象になります。
テンプレートを活用すれば、初心者でも簡単に短時間で完成度の高いものが作れるのが魅力です。
文章の修正や複数枚の印刷もスムーズなので、結婚式やイベントなどでゲストの人数が多い場合にもおすすめ。
【パソコン】必要な材料・道具リスト
パソコンを使って招待状を作るには、以下の道具や素材を準備しましょう。
- パソコン
- デザインソフトやテンプレート
Word、PowerPoint、Canvaなど - プリンター
- プリンター用紙
練習用の普通紙と本番用の厚紙を用意 - 封筒、封緘シール
デザインの編集をパソコンで行うため、そろえる道具は少なくて済みます。
一方で、パソコンやプリンターがない方は初期費用が少し高くなってしまいますが、どちらも他のことにも使えるので買っておいて損はないです。
オリジナルのデザインを自分で作りたいというわけではないのなら、テンプレートを用意しておくとスムーズに進められますよ。
1. テンプレートを探すor白紙から作る

まずは招待状のベースとなるテンプレートを選びます。
WordやPowerPoint、Canvaなどのツールを使えば、デザインしやすいです。とくに、Canvaはスマホアプリでもデザインの編集が可能なので、いつでもどこでも思いついたときに編集できます。
無料のテンプレートを活用すれば、レイアウトや文章の雛形がすでに整っているので、初心者でも手軽に時短で作成できます。
デザインにこだわりたい場合は白紙から作るのもおすすめですし、テンプレートをもとにオリジナリティを加えていくと時短になります。
2. サイズ設定をする

まずは、用紙サイズの設定から始めます。二つ折りや三つ折りなど、先ほど決めたデザインに合わせて形状を決めます。
おすすめは、一般的なハガキサイズ(100×148mm)やA5サイズ(148×210mm)です。
どちらも扱いやすく、封筒にも入れやすいサイズです。プリンターでの印刷に対応していることも多いので、複雑な設定をしなくても印刷できます。
デザイン編集の段階から、サイズを正しく指定しておくことが、印刷したときに綺麗に仕上がるポイントとなります。
3. 文章とデザインを配置する

まずは招待状に必要な情報を整理し、読みやすく配置していきます。
タイトル、日時、場所、出欠の連絡先など、大切な情報は目立つ位置に配置し、色や大きさも見やすいように設定しましょう。
背景やイラストを加えることで、イベントの雰囲気を自由に表現できます。
シンプルにまとめると品があり、華やかにすれば印象に残る招待状になります。
ただし、装飾にこだわりすぎて必要な情報が見えにくくなってしまわないように、デザイン全体のバランスを見ながら編集していってください。
4. フォントを整える

文章の内容が整ったら、フォント選びでさらに印象を格上げします。
読みやすさはもちろん、イベントの雰囲気に合った書体を選ぶのがポイントです。
迷ったときは、招待状によく使われるフォーマル感のある楷書体がおすすめ。
柔らかく優しい印象にしたいなら手書き風、カジュアルにしたいならゴシック体や手書き風もいいですね。
エレガントな雰囲気を出すなら、イタリックの英字フォントもおしゃれな雰囲気を演出できます。
フリーフォントでおしゃれなものがたくさんあるので、ぜひ活用してみてくださいね。
5. 印刷して仕上げる

デザインが完成したら、いきなり本番用の用紙に印刷するのではなく、まずは普通紙で試し刷りをします。
デザインの最終確認と、誤字脱字やレイアウトのズレがないかをしっかり確認してから、本番用の用紙に印刷すると無駄がありません。
印刷後は折り目を丁寧につけ、封筒に入れれば完成です。
封筒に入れる際、郵送の場合は宛名と同じ向きに、手渡しの場合は開く面に表が来るように入れましょう。
手書き同様、封筒にもこだわると、より洗練された印象になります。
シンプルなデザインでも、ぷっくりと立体感のある封緘シールを使うとワンランク上の仕上がりに。
パソコンで招待状を手作りすると、手作りならではの温かみと、きちんと感の両立が可能です。
【文字入れするだけ】結婚式に便利な手作り招待状セット
「気持ちの込もった手作り招待状を作りたいけれど、デザインや文章をイチから考えるのはちょっと不安…」そんな方におすすめなのが、文字を入れるだけで完成する手作り招待状セットです。
プロが作ったテンプレートに名前や日時を入れるだけなので、簡単なのに本格的な仕上がりに。
時間がない方や手作業が苦手な方でも、安心して自分らしさを表現できますよ。
結婚式にぴったりのおすすめセットをご紹介しますので参考にしてみてください。
招待状 フォルトゥナ

「Cute&Simple」をテーマに、大切な結婚式の日が幸せに包まれるよう、幸福の象徴をモチーフにしたデザインです。
四つ葉のクローバーやハトなど、さまざまなラッキーアイテムが一つになり、これから歩み出すふたりの門出をそっと後押ししてくれるような、縁起の良い招待状。
カラーはブルー・ピンク・ゴールドの3種類。やわらかな色合いのパール紙に、白抜きで描かれたモチーフたちが浮き出すように加工されており、優しく上品な風合いを演出してくれます。
手作りでも特別感のある招待状を贈りたい方にぴったりです。
招待状 ベリンダ

「belinda(ベリンダ)」は、イタリア語で“可愛らしく輝く”という意味。その名前には、人生で最も美しく輝く瞬間である結婚式に、すべての花嫁が可愛く光り輝いてほしいという願いが込められています。
レース模様とリボンがあしらわれたやわらかな風合いの紙は、まるでドレスのように上品で可憐。
花嫁の衣装に使われるレース柄を、パールの箔押しとエンボス加工で立体的に表現し、さらにゴールドの箔を加えることで、高級感あふれる仕上がりに。
華やかさと品の良さを兼ね備えた、特別な一日にふさわしい招待状です。
招待状 双縁

「ジャパニーズモダン」をテーマに、和の美しさと現代的なスタイリッシュさを融合させた招待状です。洋風スタイルが主流の今、あえて“和婚”を選ぶカップルにふさわしい一枚。
メインモチーフの鶴は、夫婦仲が良く一生添い遂げることから「夫婦鶴」とも呼ばれ、長寿と繁栄を象徴する縁起の良い存在として親しまれています。
和紙のような質感の中紙には、夫婦鶴の模様があしらわれ、落ち着いた中にも品格を感じさせるデザインに。
伝統を大切にしつつ、自分たちらしさも表現したい方におすすめの招待状です。
手作り招待状に関するQ&A
初めて手作り招待状にチャレンジする方は、「費用はどれくらいかかるの?」「自分で作っても本当にきれいに仕上がるのかな?」と不安になることもありますよね。
そんな方に向けて、手作り招待状に関する、よくある疑問にお答えします。
手作りを始める前にチェックして、不安を解消しておいてください。
プリント業者に頼むより手作りの方が安くできる?
手作りの方が全体的にコストを抑えやすい傾向があります。
業者に依頼すると、1通あたりの平均費用は257円ですが、手作りなら材料費だけで済むため、平均費用は161円ほど。
さらに、テンプレートやセットを活用したときの平均費用は225円なので、仕上がりのクオリティを保ちながら費用を抑えることができます。
作成に多少時間はかかってしまいますが、オリジナリティのあるデザインで心のこもった招待状を作ることができます。
デザインにこだわりたい方はもちろん、招待状の作成費用を節約したい方にも、手作りがおすすめです。
パソコンを使う際の無料テンプレートってどういうのがある?
無料テンプレートには、WordやPowerPointで編集できる形式のものや「Canva 」などのWebサービスで使えるおしゃれなデザインが多数あります。
結婚式専用のデザインも豊富で、すでにレイアウトが整っているため文章を入力するだけでOKなものも。
手作り招待状にチャレンジしたいけど、デザインセンスに自信がない方や、あまり時間がかけられない方は、ぜひテンプレートを使用してみてください。
写真入りやナチュラル系、シンプルな和風などバリエーションも豊かで、自分のテーマに合ったものがきっと見つかりますよ。