個性的なスカラベオ社のタロットカードはコレクションにもぴったり
イタリアのLo Scarabeo(ロ・スカラベオ社)から届くのは、ユニークで神秘的なタロットカードです。
特別な知識を必要とせず、買ったその日から神託(オラクル)を受けることが出来る。引いた人を落ち込ませるようなネガティブな内容のカードがない。というような特徴を持つオラクルカードに対して、タロットカードは78枚もあり、覚えなければならない決まり事も多い。スプレッドが複雑。ネガティブな結果が出てくることもある。など、敷居が高い印象が否めないタロットカードですが、その分、詳細な結果を導き出せるという利点もあります。勿論、タロットそのものが持つ神秘性にも抗い難い魅力があります。
今回ご紹介するタロットカードは、その絵柄やモチーフも、スカラベオ社のオラクルカードと同様に個性豊か。きっと貴方にもご満足頂けるラインナップです。
人生には秘密が隠されているように感じられます。占いによって私たちが知りたい最大の秘密、それは「未来」という秘密です。この秘密を知るためには、過去の闇を解き明かす必要があります。タロットは、ミステリアスなイメージや多彩な意味を通して、これらの秘密を解く鍵を与えてくれるといえそうです。
この「シークレットタロットカード」は、ひとつの物語で始まります。それは「秘密の国の物語」と題され、大アルカナの世界をひとつながりのものとして示してくれます。私たちはさながらルイス・キャロルの主人公アリスのように、「不思議の国」ならぬ「秘密の国」へと誘われます。
小アルカナでは、チャリス(聖杯)のスートは《よろこび》を、ペンタクル(五芒星)のスートは《豊かさ》を、ソード(剣)のスートは《悲しみ》を、ワンド(杖)のスートは《労働》を象徴しており、それぞれ、よろこびの王国の物語、豊かさの王国の物語、悲しみの王国の物語、労働の王国の物語、という4つの小さな物語が提示されています。
これらの物語によって、タロットの世界がとても豊かなものとなり、リーディングにおいて与えられる意味もより深いものになっていきます。
マルコ・ニッツォーリによって独特の軽やかなタッチで描かれたカードの絵柄も、どことなく布クロス装の品のある書物の挿絵のように感じられてくるのは、カードの背景となっている物語へと私たちの意識が向かうからでしょうか。