世界ご当地の商品やチェーン店、サービスなどをPRする摩訶不思議な形状のキャラたち、お国柄の出るコミカルな彼らを心ゆくまで堪能しようッ!ゆるさ斜め上ッ!
【紹介】その国でしか知られていないご当地キャラ達を紹介!
87カ国 460キャラ
カワイイのもいればキモいのもいる!
PRやキャンペーンの為にデザイナーが試行錯誤するも、お国柄が出てしまっている!
いかにもアメリカンな出で立ちなものもあれば、どことなく日本のアニメの影響を受けたようなもの、あまりにも下手くそで不気味なもの、有名キャラのパクリにしか見えないものなど、千差万別! 爆発・県境・血液・ガソリンスタンドの計量器・投票箱・梅毒・奥歯・ウニ等、マスコット化するにはかなり無理があるものも!
ファーストフードチェーン・シリアル・乳製品・警察・交通安全・コロナウィルス対策・宝くじ・地方自治体・献血・郵便貯金・教育番組・性病・農業組合・遊園地・学習雑誌・スーパー・スポーツチーム・サッカークラブ等
「キャラクターの著作権をめぐる事件簿」「着ぐるみの歴史」等のコラム。
【前書き】マスコットキャラクターが全国的なブームとなり、どこにいっても目に飛び込んでくる世の中となった。とある細かいジャンルのために、わざわざキャラクターをつくり、ダジャレなネーミングまでつけるなど、いささか過剰という印象すらぬぐえないほどだが、筆者は「面白いな~」と思って世の中のこういった「現象」を眺めていた。その業績や高いクオリティに反して低い知名度に甘んじている「何故無名なのだろうか?」「何故埋もれてしまったのだろうか?」と思うものや、珍しいと思うものに昔から興味があった。インターネットをやり始めてからは、日本では知られていない海外のアニメの存在を偶然に知り、自分でネット検索して調べるようになったのだが、画像検索をしていると「おやっ?」と目を惹くキャラクターをたびたび目にする様になり、それが、日本では知られていない海外のキャラクターだったことから、世界中のキャラクターにまで興味を抱き調べるようになった。こうして調べてみると、意外と奥深い世界があることに気づき、おどろきの連続だった。特にヒネリのないものから、インパクトのあるものまで、千差万別だ。こんな国にこんなキャラクターがあったなんて、と、自身が偏見に囚われていたことに気づかされることもあった。これらのキャラクターたちが日本で知られていないのは非常にもったいない、何とかならないかな?と思っていた。本書は、そんな世界中のキャラクターを集めた本だ。マスコットキャラクターを紹介した本は既にいくつも存在するが、内容が限定的であり、極力全世界を網羅することに務めたキャラクターの本は、これまで見たことがなかった。この本では、キャラクターを取り上げるにあたってのガイドラインを設けている。
〇日本のキャラクターは取り上げない。日本で知られていないキャラクターを紹介するのが本書の目的なので。〇日本でよく知られたキャラクターは取り上げない。既存のキャラクター本で既に取り上げられている筈なので、重複した内容を取り上げても意味がない(一部例外あり)。〇地元では有名でも、日本で知られていなければ取り上げる。日本に於ける知名度がどうであるかが重要なので。
このたび、この未知なる試みを一冊の本にまとめる機会を与えて頂いたことに、深く感謝したい。それでは、世界中のキャラクターの数々をご覧いただこう!
【著者】大塚聰 (オオツカ サトシ) (著)東京都新宿区生まれ本名:大塚聡(おおつかさとる)ペンネーム・ハンドルネーム:Satoš(サトシ、と読む)絵画、イラスト、漫画、アニメーションの制作、作曲などを行う。個展「山水大战」(アンティークスタジオミノル)グループ展「こたつ派」「こたつ派2」(ミヅマアートギャラリー)「卯展決行」(island MEDIUM)「バカート展3人 in Tokyo」(新宿眼科画廊)「絵の葉の童画展」(アルテピアッツァ美唄)他海外の知られざるアニメーションや、無名のクラシック音楽(主にロマン派、国民楽派)について調べるのを趣味とする。画像は、1931年に制作されたエストニア初のアニメーション「いぬのユックのぼうけん」(Kutsu-Juku seiklusi)を記念して、タリン旧市街の路上に埋め込まれた金属製プレート(撮影:大塚聰)。