「生」と「死」に実直に向かい合い続ける写真家・釣崎清隆による、初の死体以外の写真集。
それは、私にとって主戦場である死体現場の舞台裏であり、なおかつ「生と死」という世界総体の膨大で最重要な半分である。この作品集は『THE DEAD』と対になるアンソロジー、私が撮った死体以外の写真の集大成である。つまり、この作品集によって私の世界は完結する。『THE LIVING』序文より
書名:THE LIVING著者:釣崎清隆体裁:A4、カラー、208ページ 函入定価:本体予価¥8,800-(税込)発行・発売:東京キララ社ISBN:978-4-903883-64-9 C0072
【本書に収載された写真の撮影地・撮影年】コロンビア:ボゴタ(1995~2005)/ カリ(1996/ 2005)/ アカシアス(2005)/ ビジェタ(1999)/ カルタヘナ(1996)/ アパルタドー(1995)/ チョコ(1997)/ キブド(1997)ブラジル:リオデジャネイロ(1998)メキシコ:ティファナ(2008)/ メキシコシティ(1996~2016)/ トゥルティトラン(2016)/ ネサワルコヨトル(1997)/ ラレアリダー(2007)/ オベンティク(2007)エクアドル:キト(1995)/ マカス(1995)インド:バラナシ(2006/ 2007)/ ムンバイ(2006/ 2007)/ ゴア(2006)/ アラハバード(2007)パレスチナ:ガザ(2001)/ エルサレム(2001/ 2004)/ カルキリヤ(2004)/ ラマラ(2001)/ ジェニン(2004)/ ベツレヘム(2001)フィリピン:マニラ(1999)/ ナボタス(2016)/ バギオ(2016)タイ:バンコク(1995~2004)/ プーケット(2004)/ サムットサコーン(2004)フランス:パリ(2006)中国:鄭州(2017)日本:東京(2008/ 2013)/ 南相馬(2011)/ 仙台(2011)/ 魚釣島(2012)ウクライナ:ハルキウ(2022)/ マラヤロハニ(2022)/ リビウ(2022)/ デルハチ(2022)/ スラティネ(2022)
【釣崎清隆(つりさき きよたか)】写真家・映画監督・文筆家。昭和41年年富山県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。学生時代から自主映画制作、文筆活動に従事し、AV監督を経て平成6年から写真家として活動開始。ヒトの死体を被写体にタイ、コロンビア、メキシコ、パレスチナ、ウクライナなど世界各国の無法地帯、紛争地域を取材してきた。著作『世界残酷紀行 死体に目が眩んで』(2000年 リトル・モア)『死者の書』(2011年 三才ブックス)『原子力戦争の犬たち』(2017年 東京キララ社)写真集『danse macabre to the HARDCORE WORKS (ハードコア・ワークス)』(1996年 NGP)『REVELATIONS』(2006年 Editions IMHO/DWW)『REQUIEM DE LA RUE MORGUE』(2006年 Editions IMHO/DWW)『DEATH: Photography 1994-2011』(2012年 Creation Books)『THE DEAD』(2018年 東京キララ社)映画『死化粧師オロスコ (OROZCO EL EMBALSAMADOR)』(1999年 オロスコ製作委員会/V&Rプランニング 2001年モントリオール世界映画祭Cinema of Tomorrow部門/第4回ボゴタ国際ドキュメンタリー展正式出品)『ジャンクフィルム 釣崎清隆残酷短編集 (JUNK FILMS the collected short shockumentaries of Tsurisaki Kiyotaka)』(2007年 オロスコ製作委員会/アップリンク 2008年ロッテルダム国際映画祭Time & Tide部門/第10回テッサロニキドキュメンタリー映画祭Recordings of Memory部門正式出品)『ウェイストランド (THE WASTELAND)』(2012年 オロスコ製作委員会 音楽:Corrupted 『El Mundo Frio』)