【紹介】
道の傍らなどの身近な場所から、人里離れた山奥まで日本には、自然の石でつくられた仏像(=石仏)や崖や岩に彫られた仏像(=磨崖仏)がいっぱい。雨風にさらされ丸みを帯びて、ゆるく優しい魅力を持ち地域の人びとに愛され、大切にされてきたもの、いつしか忘れ去られ、謎に包まれて静かに佇むもの…日本全国の石仏をまわり続ける女性カメラマンが季節の風景に溶け込む魅力的な石仏・磨崖仏を中心に会いに行きたい、愛しの仏さまたちをセレクト!
【著者】雑誌やウェブなどの撮影が本職の女性カメラマン。 2010年に日本一大きな大仏、牛久大仏との出会いをきっかけに、日本各地の大仏さまを巡り撮影をつづける。大仏写真家を名乗り、現在まで国内200カ所以上、300尊以上の大仏さまを撮影。2018年『夢みる巨大仏東日本の大仏たち』、2020年『 遥かな巨大仏西日本の大仏たち』を書肆侃侃房より上梓。2021年より浄土宗総本山知恩院が発行する月刊誌『知恩』で連載「日本一周石仏めぐり」を開始する。日本各地の石仏と大仏をめぐる日々。