【紹介】世界の麻薬・毒物文化を探る!メキシコの秘境で呪術師と幻覚性キノコの儀式を体験、忍者とガマの油の幻覚作用、アメリカインディアンと悪魔のサボテン、暗殺教団と大麻、アイヌのトリカブト毒矢、酔魚毒による漁法、毒薬と文学etc。学者であり、自ら体験を試みる独特の研修手法の記録。
【目次】1章 毒薬と人類の出会い2章 ペヨートとシャマニズム3章 コカ・チューイング文化4章 ”魔薬”ヘロインの素顔5章 ハシーシュの世界6章 忍者とガマの油7章 八時間のファンタジー8章 道具を使用しない漁法9章 ブシの文化10章 アイヌと毒薬11章 挹婁族の毒矢12章 毒薬と人類
【著者略歴】石川 元助 (イシカワ モトスケ) (著)1913年東京生まれ。1939年5月から46年5月まで軍籍にあり、中国北部、ニューギニアの民俗学的調査を行なう。この間、陸軍通訳官、マラリア免疫研究所主任研究官などを歴任。戦後、東京大学薬学部薬化学教室で民族毒物学の研修に従事。1965年6月から12月まで京都大学アマゾニア学術調査隊副隊長として民族植物、毒物類の調査研究と採集を実施。以後、中南米地域への研究調査を重ね、その研究は世界的に評価された。日本大学文理学部講師などをへて1967年以降、名古屋学院大学教授。1981年12月13日、逝去。