【ケロッピー前田サイン入り】
WARNING!!この本は危険な行為に関する記述を含んでいる決して試みることのないように強調しておきたい
[モドゥコン]モディフィケーション・コンベンションの略。身体改造ホームページBMEが主催する「身体を加工、変形、改造した人たちの世界大会」。[ボディ・モディフィケーション]タトゥー、ピアスを含む、身体の加工&装飾行為の総称。美容整形、臓器移植を含む「人体改造」や、ボディビルを含む「肉体改造」と区別するために、「身体改造」と訳している。
最も過激な身体改造本として知られる『モドゥコン・ブック』がこのたび増補完全版として復活しました。
「モドゥコン」とは「モディフィケーション・コンベンション(身体改造世界大会)」の略。世界最大の身体改造ホームページBMEが主宰し、「切断、切開、埋め込み」といったタトゥーやピアスを越える過激な身体改造に特化した招待オンリーの大会で、1999年から3年続けて開催され、2002年、『モドゥコン・ブック』が出版されました。BME主宰者で著者であるシャノン・ララット本人から日本語での出版を提案され、『BURST』の版元コアマガジン(白夜書房)でも出版不可能と言われた“最も危険な身体改造本”はケロッピー自らが翻訳&自費出版することで2003年に刊行されました。長く品切れでしたが、2022年、新規カラー16ページを加えた増補完全版として復活ッ!
男性器から火を吹き、指や手足を切断し、性器を完全除去する実践者たちのインタビューから、切除した男性器の調理法や身体の各部位への生理食塩水注入、インプラントやスプリットタン、ボディサスペンションなどの90年代以降に広まった身体改造についても詳しく解説、世界的な身体改造ブームの火付け役となった決定版。2008年に刊行された原書の第2版も参照し、新規カラー16ページ(アイボールタトゥー、マグネティックインプラント、マイクロチップ、トレパネーション、ベーグルヘッド、ゼンタスティック、ウヴァティアール、ペインオリンピックなど)を加え、2020年代の最新の身体改造事情にまで繋がる情報を網羅ッ!
[CONTENTS 目次]
[INTRODUCTION 序章][ATTENDEES AT MODCON モドゥコンの参加者たち(前編)]TONGUE SPLITTING タン・スプリッティング(スプリット・タン)OPERATING ROOMS 手術室「埋め込み(インプラント)」SALINE セイリーン(生理食塩水)RAY & ROY レイの場合、ロイの場合REMNANTS 遺物:切断された身体パーツCHEST SUSPENSION 胸部でのサスペンションTHREE MEN TANDEM SUSPENSION 3 人連結サスペンションON HISTORY 歴史の中でSCARIFICATION スカリフィケーションED 号泣の 2 度切りで右手切断を達成した幸福者“エド”BILL 計画的自動車事故で片足切断を達成した“ビル”FINGER AMPUTEES 指の切断者たちEUNUCHS & CASTRATION 去勢者(ユーニック)と去勢(キャストレーション)BRUCE 初対面の男たちに睾丸を摘出され食べられた“ブルース”[ATTENDEES AT MODCON モドゥコンの参加者たち(後編)]SUBINCISION サブインシジョン(男性器切開)THE LUMPY PAGE 「真珠入れ」CONSENT TO PAIN 合意の上での「痛み」CONVERSATION ABOUT EUNUCH 去勢者についての会話TRANSSCROTAL トランススクロータル(陰嚢貫通)UNGENDERED PERSON 性別がない人GENITAL MODS 性器改造者たちSAUSAGE PARTY ? 男ばかりのパーティなのか?TRANSSEXUALISM & HERMAPHRODISM 性転換と両性具有INVERSION インバージョン(亀頭の裏筋部分だけを残し陰茎真っ二つ)INFECTION 感染症JIM 男たちの性器を切り開くベテラン切開屋“ジム”JERRY サブインシジョン(男性器切開)の冒険家“ジェリー”FRANK 陰茎真っ二つ「バイファーケーション」“フランク”LINDSAY 亀頭切断&片睾丸切除の短小改造性器“リンゼイ”TOMIA 奇形性器の解決策は男性器切除だった“トミア”SHANNON'S DIARY 著者シャノンの「改造日記」:病院行き[AFTERWORD 終章][PATRICK BARTHOLOMEW 原書の解説][RYOICHI "KEROPPY” MAEDA 解説][SHANNON LARRATT 第2版にあたって][ADDITIONAL SOUCES 補章]シャノン・ララット インタビューアイボールタトゥー/マグネティック・インプラント/トレパネーション/ベーグルヘッド
プロフィールシャノン・ララット SHANNON LARRATTプログラマー、ライター、アーティスト。身体改造ホームページ(https://www.bme.com)を1994年に創立し、2008年まで運営した。インターネットを通じて、身体改造の最前線を世界に発信し続けたが、病を得て自死。主な著書に『Opening Up』『Meet Tommy』など。
Shannon Larratt1973 - 2013RIP
前田“ケロッピー”亮一 RYOICHI “KEROPPY” MAEDA身体改造、サイボーグをテーマに取材を続ける。その活動はTBS系人気番組『クレイジージャーニー』で取り上げられ話題となる。主な著書に『クレイジーカルチャー紀行』(KADOKAWA)『縄文時代にタトゥーはあったのか』(国書刊行会)など。