謎の多い、かいち芸術の全貌を紹介! 大正から昭和初期にかけて京都で花開いたアール・デコ。乙女たちに愛された絵封筒、絵はがき満載。極上のスタイリッシュな世界!!
モダンガール、祇園、嘆き、異国、舞妓、悲哀、キリスト教、薔薇、影、抒情、アール・デコ……
京都で花開いた魅惑の〈かいち〉デザイン。
絵葉書・絵封筒に表現された美の世界と謎に迫る!!
大正末期の京都において、日本人による独自の新しいスタイルの作品が生み出される。
それが、画家・図案家の小林かいちによる絵葉書、絵封筒であり、それを私たちは、「乙女デコ」の芸術と呼びたいと思う。
……そんな「乙女デコ」=かいち芸術の魅力、全貌をまとめたのが本書である。