巧みな技巧が生みだす美しき模様が特徴的な切子の食器。食器に詳しい方もそうでない方も、一目見るだけで芸術性の高さに見惚れてしまいます。今回ご紹介するのは、切子工房箴光(しんこう)の「祝杯ロックグラス」です。ギフトにピッタリ、一際目を惹く美しい模様には、色々な魅力が秘められています。
「祝杯ロックグラス」は、職人さんが使う人の目線に立ってデザインされました。
表面は、和洋折衷を思わせるレトロな色味とモダンな曲線模様を合わせた印象的なデザイン。まるで万華鏡のように、見方や見る角度よって色々な花々が顔を覗かせる神秘的な造りをしています。
こちらの切子グラスは、一般的なものより下部の「透け感」が多めなのが特徴です。テキーラ・マエストロの資格を有する職人さんが、ドリンクを色味まで楽しめるよう施したためです。ドリンクを注いだ後に見られる模様から輝く光の移ろいは、儚く幻想的な光景を作り出します。愛飲のものを注いだ後に見える淡い光のアートは、いつものくつろぎ時間を、極上のひとときへと昇華するでしょう。
祝杯ロックグラスの表面に施された切子模様「菊つなぎ」は、縁起物です。
菊つなぎとは、細やかな線の交差が連続した姿が、多くの菊の花が重なったように見えることが由来の模様です。菊つなぎ模様が意味するのは、長寿、邪気を払う、無病息災、高貴、高潔。また「菊」は、「喜久(きく)」と書くこともでき、喜びを久しくつなぐという意味も含みます。
そのことから、祝杯ロックグラスはギフトに相応しい品です。結婚祝いや新築祝い、お店の開業、定年退職の記念など「新たな門出」を祝う記念品にいかがでしょうか。 菊つなぎはもちろん、小さな丸のワンポイント、底菊などの模様が粋なギフトと喜ばれるでしょう。
粋なギフトの切子グラスに刻まれている模様には、見た目の美しさだけでなく多彩な機能美が隠れています。
1、美しさの裏側にある機能美
手に持ったら、まるで吸い付くかのような手なじみの良さ。菊つなぎや曲線模様などエッジある表面が、独特な感触を生み出しています。
2、飲み物がいつも以上に
飲み物の味は、注ぐ器との相性が重要。祝杯ロックグラスのフチには、口の中に流れ込むよう薄い傾斜をつけてあります。味や香り、飲んだ後の余韻が楽しみやすい飲み物との相性が抜群です。
3、シックな大人の空間を演出
グラスの模様から見える木漏れ日のような光の移ろいは、お部屋に気品をもたらします。間接照明で若干暗くしたお部屋で使用すれば、シックなbarのような雰囲気を演出します。
くつろぎタイムに、気品あるグラスがさりげなく非日常感を付け足します。おうちじかんが増えつつある今に適しているギフトなのは間違いありません。
見た目と心の琴線に触れる切子の「祝杯ロックグラス」は、新しい門出への手向けとしてピッタリなギフトですね。大切な人に、切子グラスのある生活をさりげなく薦めてみるのはいかがでしょうか?