十日夜(とおかんや)は秋に豊穣を祝う、日本で古くから親しまれている行事です。お月見がメインとは言えませんが、十日夜は十五夜や十三夜と並び三月見とも呼ばれています。この記事では十日夜やお月見にぴったりのお菓子を紹介しますので、この機会に楽しんでみてはいかがでしょうか。
十日夜は旧暦10月10日(11月)に行われる秋の収穫を祝うお祭りです。 十五夜のように月に供え物をする地域もありますが、子供がわら鉄砲(藁を束ねたもの)で地面をたたいて歩く、田んぼから案山子 (かかし) をはずして家へ持ってきて祀るなど、地域によって様々な行事が行われます。
一般的なお月見のイメージは付きにくい十日夜ですが、三月見と呼ばれるだけあって、十五夜や十三夜、今回の十日夜の3日間が晴れるとよいことがあるとされてもいます。 三月見の天候で翌年の豊凶を占うこともあったそうですよ。
月を見るのがメインのお月見ですが、合わせてお餅も楽しみたいもの。月見団子とはちょっと違ったかんころ餅をお供にいかがでしょうか。
かんころ餅はお餅に干した芋が混ぜられており、お芋の柔らかな甘さで秋を感じられます。 切ってそのまま食べるほか、焼くと香ばしさが出てまた違った風味も感じられます。
かんころ餅は長崎県五島地方の特産品。「かんころ」は薄く切って干したサツマイモを表す方言です。 その名の通り、干したサツマイモともち米を蒸して混ぜ、成形されており、大きな四角形型で販売されています。 切って食べるのが面倒…と思うかもしれませんが、1口サイズのお饅頭型も売られており、味のバリエーションも豊富です。
あるるで取り扱いがあるのは1口サイズのお饅頭型のかんころ餅3個セット。サツマイモとお餅の基本の味の他、むらさき芋やよもぎの3つの味を楽しめます。 中にはあんこも入っており、サツマイモと小豆のダブルの甘さで大満足! この機会に、かんころ餅を味わいながら、のんびりお月見を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。