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2025.07.18

自分で服を作る費用の目安は?個人が1着作るときにかかるコスト&コツ

自分で服を作る費用の目安は?個人が1着作るときにかかるコスト&コツ

「服を自分で作ってみたいけど、いったいいくらかかるの?」そんな疑問を持つ人は多いのではないでしょうか。
実は、ミシンを持っていない状態から始めた場合、道具や材料を合わせてトータルで約2万円前後かかるのが一般的です。
でも実は、ちょっとした工夫で費用を抑えることも可能なんです。

この記事では、Tシャツやワンピースなどを作るのにかかる費用の目安はもちろん、節約のコツや初心者でも安心なアイテム選び、さらに、裁縫がどうしても苦手な方のためにプロに頼める方法まで丁寧にご紹介します。

初めての服作りでも、無理なく楽しく始められるヒントがきっと見つかりますよ。

【服の種類別】自分で服を作る場合の費用の目安

自分で服を作る場合にかかる費用は1,000~5,000円ほどです。

ミシンを持っていない場合は、ミシン代も合わせて約2万円くらいが初期費用として考えられます。

ただし、服の種類によって材料費や必要な道具も変わってくるほか、布やパーツの選び方によって金額が前後するので、以下で詳しく説明します。

1.Tシャツを作る場合

Tシャツを作る費用の目安
ニット生地(1~1.5m) 700~1,500円
糸・ボタンなどの副資材 200~300円
型紙(無料DL or 有料) 0~500円
合計 約1,000~3,000円

Tシャツは、約1,000〜3,000円程度で作れます。比較的パーツが少なく直線が多いため、裁縫初心者にも挑戦しやすいアイテムです。

使う生地はニット素材が主流で、柔らかく伸縮性があるため、動きやすく着心地も抜群。Tシャツ1枚作るのに、1.5mあればOKです。

ニット生地は縫うのに少しコツが必要なため、ミシンの他に「ニット用の針」や「ニット用糸」を使うのがおすすめです。
型紙は無料でダウンロードできるサイトもありますが、有料のものでも500円程度でありますよ。
道具や型紙が手元にあれば、さらに安く抑えることも可能です。

2.ワンピースを作る場合

ワンピースを作る費用の目安
コットン/リネン生地(2〜3m) 1,500〜3,000円
糸・ボタン・ファスナーなど 300〜600円
型紙(市販) 500〜1,000円
合計 約2,000〜5,000円

ワンピースはTシャツよりも布面積が増えるので、生地の使用量はやや多めの2~3mです。それに伴って製作費用も上がり、約2,000〜5,000円程度となります。

生地選びはコットンやリネンなど、扱いやすく通気性の良い素材が初心者向きですよ。デザインによっては、ファスナーやボタンなども必要になります。

型紙は市販のもので500~1,000円程度です。ふんわりしたシルエットの型紙を選べば、多少の誤差も目立たないため、裁縫が苦手な人にもチャレンジしやすいですね。ミシンに、縫い代の始末ができるジグザグ機能がついていると便利です。

ミシンを持っていなくて、購入するとなると1万円を超えてしまうこともあります。

3.パンツ・スカートを作る場合

ボトムスを作る費用の目安
生地(1.5〜2m) 1,200〜2,500円
ゴム・ボタン・ファスナーなど 300〜500円
型紙 0〜800円
合計 約1,500〜4,000円

パンツやスカートは、約1,500〜4,000円程度で作れます。一見難しそうに思えるかもしれませんが、シンプルなゴムウエストタイプを選べば初心者でも意外とスムーズに作れます。
特にウエストゴムのスカートは直線縫いが中心なので、短時間で完成するのも魅力です。
生地はデニムやツイルなど丈夫な素材から、ふんわりしたシフォンまで幅広く選べ、自分好みにアレンジできます。

パンツは少し複雑になりますが、型紙を活用すれば「メンズライクなボトムス」や「きちんと感のあるワイドパンツ」などのデザインも可能。

道具はミシンの他に、ゴム通しやアイロンなどがあると、よりきれいに仕上がります。

【補足】共通で必要になる道具費

道具費用の目安
ミシン(初心者向け) 10,000〜20,000円
裁縫道具一式(ハサミ・針・メジャーなど) 1,000〜2,000円

どんな服を作るにしても、必要になる道具がミシンや、その他の裁縫道具です。
例えば、家庭用ミシンは初心者用のシンプルなモデルなら1万円前後から購入可能。手縫いや布用接着剤でも洋服を作ることは可能ですが、やはりミシンがあると便利です。

裁縫に必要な道具としては、布用の裁ちばさみ、チャコペン、メジャー、まち針、糸切りばさみ、縫い針などがありますが、全部で1,000円程度から準備できますよ。最初は最低限から始めて、徐々に必要に応じて買い足す方法もあります。
ただし、やはり刃物系は切れ味や耐久性に不安が残るので、安すぎないものを選んだ方が後悔がないです。

「いきなり1万円は高いなぁ」と思ったかもしれませんが、数着以上作る予定なら、道具代はすぐに元が取れます。
一度そろえると長く使えるので、最初は初期投資と考えて準備しましょう。

自分で服を作るのに必要な道具と費用

次に、服作りに必要なミシンや裁縫道具などの費用を細かく見ていきます。
服を作るのに最低限そろえたい道具や、初心者におすすめのミシンの価格帯、ミシンがない場合の代用方法も合わせてお伝えします。

1.最低限そろえたい裁縫道具と費用

最低限そろえたい道具の費用の目安
布用ハサミ 1,000〜2,000円
まち針/仮止めクリップ 300〜800円
糸切りバサミ 300〜500円
メジャー 200〜500円
チャコペン/チャコペーパー 300〜600円
目打ち・リッパー 300〜600円

初めての服作りに必要な道具は意外とシンプルで、小学生の家庭科で使ったような「基本の裁縫セット」があれば十分スタートできます。
すぐに手に入るアイテムが多く、購入場所を工夫すれば予算を抑えながら揃えることが可能です。

ただし、「布用ハサミ」と「まち針」だけは仕上がりに直結する重要アイテム。
生地をきれいに裁断できたり、ズレなく仮止めできたりと、完成度に大きく影響するため、できるだけ質の良いものを選ぶのがおすすめです。

2.ミシンの価格帯(初心者向け〜本格派)

ミシンの価格帯の目安
初心者向け 10,000〜20,000円前後
中〜上級者向け 30,000円以上
職業用/ロックミシン 50,000〜100,000円以上

ミシンは価格帯によって機能や使い心地が大きく異なります。
初めて買うときは「どれを選べばいいの?」と迷いがちですが、まずは直線縫いとジグザグ縫いができるシンプルな家庭用ミシン(1.5万円前後)で十分スタートできます。
ボビンの入れ方や糸のかけ方もシンプルなモデルが多く、初心者でも扱いやすいのが魅力です。

もう少しステップアップしたい人には、自動糸通しやボタンホール機能付きなど、時短や失敗防止につながる機能が充実した中級者向けミシンがおすすめ。
さらに、本格的な洋裁に挑戦したい方やプロ志向の方は、仕上がりの美しさに差が出るロックミシンや職業用ミシンを検討してみてください。

3.ミシンなしでもできる?手縫い・布用接着剤などの代用パターン

「ミシンがないから服作りは無理かも…」と思っている方も、実は大丈夫!
シンプルなTシャツやスカートなど、縫う箇所が少ないデザインであれば、手縫いでも十分に作ることができます。

手縫いの場合は「なみ縫い」や「返し縫い」を使い、丁寧に細かく縫うのがポイント。多少時間はかかりますが、その分愛着のある一着になるはずです。

さらに、針も糸も使わずに作れる便利アイテムとして「布用接着剤」や「布用両面テープ」もおすすめ。裾上げや簡単な補修などにも使われるアイテムで、仮止めや固定にも役立ちます。
ただし、強度や見た目はミシンや手縫いに比べて劣ることもあるため、本格的な仕上がりを目指す場合は、やはり縫う方法が安心です。

自分で服を作る際にできるだけ費用を抑えるコツ

オリジナルデザインの服を作るのは楽しいけれど、材料や道具をそろえると意外とお金がかかりますよね。
ここでは「できるだけ安く、でも満足のいく服作り」を叶えるために、初心者でも取り入れやすい節約のコツを3つご紹介します。

ちょっとした工夫でコストをグッと抑えることも可能ですよ。

コツ1.型紙は無料DLサイトを活用しよう

服作りに欠かせない「型紙(パターン)」ですが、1点あたり500〜1,500円ほどかかることもあり、積み重なると意外と大きな出費に。
でも実は、無料でダウンロードできる型紙サイトも数多く存在します。

デザインもシンプルで扱いやすく、初心者でも取り組みやすいのが嬉しいポイント。
まずは無料の型紙からチャレンジして、慣れてきたら有料型紙にステップアップするのもおすすめです。

以下は、初心者でも使いやすい無料型紙のDLサイトです。

・BROTHER
https://online.brother.co.jp/ot/hobby/sewing-recipe/?page=1
ミシンメーカーが提供する型紙集です。洋服より小物が多いですが、まったく布やミシンを扱ったことのない初心者は、簡単で作りやすい小物から練習するのもおすすめです。
ポーチ、エプロン、バッグ、リュックサック、子供服などがあります。

・Baby Lock
https://www.babylock.co.jp/gallery/
ロックミシンメーカーの型紙集です。実用的な服の型紙がたくさんあり、作品のおしゃれな写真も掲載されているのでイメージが掴みやすいですよ。
実用性が高いのに、デザインはシンプルで作りやすいため、初めての洋服づくりにぴったりなサイトです。

・DRCOS(でぃあこす)
https://dr-cos.com/freepattern.html
幅広い品ぞろえのサイトです。有料の型紙もありますが、無料もたくさんあるので、作りたい服の型紙が見つかるはずです。
各作品のサイズもかなり豊富で、パーツのサイズや必要な生地の寸法、製作工程も丁寧に書いてくれていますよ。

初心者におすすめ!服の型紙と作り方説明書セット

「型紙は見つけたけど、作り方がよくわからない…」、「どこをどう縫えばいいの?」というのは、初心者にとってよくあるお悩み。
そんな方には、型紙と作り方説明書がセットになった初心者向けキットがおすすめです。

作業の手順やパーツの名前、縫う順番まで詳しく書かれているので、迷わず取り組めます。
初心者の方は、まずはこうしたキットで服作りの基本に慣れていくのが安心ですよ。

コツ2.生地はセール・アウトレット・リメイクを使う

服作りに必須の生地代を抑えるなら、買い方を工夫するのがポイント。
手芸店のはぎれコーナーやセール品は掘り出し物が多く、必要な分だけ安く手に入ります。アウトレット生地専門通販などもチェックしてみると、安く生地を用意できますよ。

買うだけでなく、家に眠っている使わなくなったシャツやカーテン、布団カバーなどをリメイクするのもおすすめ。
サイズアウトした子供の服をリメイクして新しい服を作るのも素敵です。

コツ3.失敗しにくいアイテムから始める

初めての服作りは、なるべくシンプルなアイテムからスタートするのが成功のポイントです。
初心者がいきなりボタンホールやファスナー付きの複雑なデザインに挑戦すると、途中で挫折してしまったり、生地を無駄にしてしまうこともあります。

まずは「直線縫いだけで完成するギャザースカート」や「かぶるだけで着られるワンピース」など、工程が少なく、失敗しにくい服から始めてみましょう。
完成までのハードルが低く、成功体験につながりやすいので、達成感も得られやすくなります。

また、綿素材など縫いやすい生地を選ぶことで、仕上がりもきれいにまとまりやすくなりますよ。
まずは、とにかく最初の一着を完成させることを重視するのがコツです。

デザインだけ自分で、縫製はプロに頼むという選択肢もある

「服のデザインを考えるのは楽しいけれど、裁縫はどうしても苦手」、「時間や道具がなくて作業が進まない…」そんな方には、縫製をプロに依頼するという方法もあります。

自分で型紙や生地を用意し、あとはプロにおまかせすることで、理想の1着を完成させることができます。
プロに依頼できるサービスには、例えば以下のようなものがあります。

・nutte(ヌッテ)
https://nutte.jp/
職人に直接依頼できる縫製マッチングサービスです。依頼を掲載すると、全国の2000人のプロ職人から応募があり、選んだ職人さんとデザインなど詳細を相談しながら一緒に服を作っていきます。

費用は、生地・資材・型紙の費用の他に縫製工賃がかかります。複数まとめて依頼すると、1点あたりの製作費を少し抑えられる場合もあるようです。1点だけ依頼した場合の縫製工賃の目安は表のとおりですが、素材やデザインによって変わる場合があります。
ここに材料費や型紙代が上乗せされるので少し割高ではありますが、自分の思い通りのデザインの服をプロの職人が丁寧に作ってくれる特別感を味わえます。

縫製工賃の目安(1点の場合)
トップス 7,700円~
ワンピース 10,000円~
ボトムス 7,600円~