和風の汁物はもちろん、ポタージュもヨーグルトも似合う漆器のお椀。
軽くて木目が細かく丈夫な欅を使用。
轆轤(ろくろ)で薄く引いて口当たりや持ちやすさを追求した一方、外側は傷がついても目立たないよう轆轤目のすじを生かした意匠に。口径11㎝の大と10.5㎝の小の2サイズありますが、もともとは入れ子のお椀として作られたもの。
ご飯を親椀(大)、汁物を汁椀(小)として使い、重ねてしまう用の美を備えています。
木地から漆までを一貫して手がける、漆芸家・村瀬礼作。
お祝い事で贈答される場合は鶴の水引を添えてお届けします。
漆器の素材は、山深い厳しい環境に生育する希少な国産天然木です。ゆっくり育つことで木目が細かくなり、軽さと美しさを生み出します。特に栗材は、昔から橋や家の土台に使われるほど堅牢なことが他に代えがたい魅力で、あつい食物や油の食材をのせてもシミになることはありません。漆は語源が「麗し(うるわし)」といわれ、木の中で唯一「きへん」ではなく「さんずい」で表され、古来、漆の樹液がとても希少であり、自然の恵みに対する人々の想いが感じられます。英語で「Japan」と言われるほど、漆器とは日本を代表するもの、日本独自のものであると世界が認識しています。
作家紹介村瀬礼
幼少より茶道に触れ育つ。多摩美術大学をへて石川県挽物轆轤技術研修所卒業。
父で漆芸家の村瀬治兵衛のもと轆轤挽と塗りを修行。このお椀がデビュー作になる。
商品スペックサイズ(約):汁草花紋(小)/口径10.5×高さ5.7㎝
親(大)/口径11×高さ7.5㎝
素材:ケヤキ
製造:日本
※親・汁椀とセットでご注文いただきますと、お箸1膳を添えてお届けします。
漆器のお取り扱いなどについて
■自然の素材を使っておりますので、個体によって色合いや木目に違いがございます。
■酸・アルカリ・耐水・保温性に優れ、和洋問わず料理が映えます。ご使用を重ねることで、漆器特有の味わい深い経年変化もお楽しみください。
■やわらかいスポンジや、天然素材のタワシ等で洗っていただくことができます。食器洗浄機・電子レンジ・冷蔵庫などは劣化を早め破損の原因になりますので、ご使用にならないでください。
■直射日光・乾燥にお気をつけ下さい。ナイフなどのご使用は、擦り傷や破損の原因となりますのでお避け下さい。
■独特の匂いがあることもございますが、ご使用いただくうちに消えていきます。