【はじめに】最近は自傷や自毅をタブー視する傾向が強い。事実、そのような作品に感化されて実行してしまう可能性があったり、心を病んだりする人がいるのは理解できる。しかし、自傷・自毅というテーマは、社会が病んでいる限りなくなることは無いだろう。むしろ誰もがそこに堕ちる可能性を秘めている。いわゆる死の欲動というものの存在である。今注目すべきテーマともいえるかもしれない。さあ、自傷行為に取り憑かれた人間やそのトリガーに目を向けてみよう。本書では自傷・自殺・薬物使用と言った、自己破減に飾った人々を描く作品をご黜介する。今作を通して客観的に、自傷の快楽、憂鬱の美学、そして死の魅力を感じていただこう。
【注意】紹介する作品はいすれも自傷行為、薬物、自殺等の要素を強く含んでいます.ご鑑賞の際は自己責任でお頼い致します.また、本書にはこれらの行為を是認、准する意図は一切ありません.