【増補版では入手困難本から個人の原稿を多数収録。】
コミケの母体となった漫画批評集団「迷宮」と関わり、三流劇画ブームやロリコンブームを仕掛け、伝説の編集者として様々な分野に陰ながら影響を及ぼした川本耕次40年の軌跡を記録した追悼本。関係者の貴重な証言からおたく文化史が垣間見れる。
川本耕司(編集者、官能小説家、カメラマン、アダルトメディア研究家 、プロガー 、実業家野次馬、ネットゲリラ、カリスマ厨房、やまだひろなが、でぶりんこひーちゃん、全国三流劇画共斗会議 )
コミックマーケットの創設母体となった漫画批評集団「迷宮」に出入りしながら 、米沢喜博や青葉伊賀丸らと三流第画プ - ムを牽引し 、みのり書房でマニア向けのニューウェープまんが誌 「 月刊 peke 」 を創刊 。同誌廃刊後はアリス出版に移り 、ロリコンプームの火つけ役となった伝説的自販機本 「 少女アリス 」 編集長に就任 。アリス出版退社後は 、 群雄社出版に移籍する 。 82 年 「 ロリコン大全集ー企画編集 。以後 、 ロリータ官能小説を多数発表 。 その分野の草分的存在となる 。著書に回顧的ポルノ文化史 「 ポルノ雑誌の昭和史 」 ( ちくま新書 ) などがある 。
秋鴆亮 「山田博良さんを追悼する」麻屋霞寿 「タダの」jazz好きなアジアン雑貨屋の店主との出会いが……荒井禎雄 「追悼の辞」内山亜紀 「山田さんと内山」小形克宏インタビュー「山田さんが声かけてくれなかったら今日の僕はいなかった」さペあのま 「山田さんのこと」自蜂彩子 「トークイベントのこと」すいか 「カメラ板、カリスマ厨房、そして「銀塩万歳」竹熊健太郎 「川本耕次氏とカオスの時代」鴇田義明 「エロ本編集者と文化史、追悼川本耕次さん」トニーたに 「追悼の辞」ぬまきち 「ひとりの才人の足跡が消えようとしている。」橋本玉泉 「知られざるものへの接近と億憬そして少しばかりの猛省」場内満里子 「1982年の話」やなけん 「ぼくと山田良氏 (川本次氏)みのり書房時代とその後のことなど」
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附録 特別再録]―63・少女アリスの囚われびと―ロ○○ン草創記を語る・三流劇画前史―三流劇画ミニマップ抄録・私事ですが… ―米沢嘉博との邂逅について・『劇画アリス』と『少女アリス』の日々・早く、人間になりたい―ビニ本時代を語る・カリ厨のエ〇本屋稼業回顧録機材編―余はいかにしてエ〇本カメラマンとなりしか・少女写真の行方・天国と地獄の共存する街―女という名のビジネス・幼年期の終りに向けて―さべあのまを語る・もしも僕の目がカメラだったなら