紹介死者の魂はいったいどこに鎮まっているのか。3・11後の今こそ振りかえるべき「鎮魂」の歴史、そして、日本人の精神に深く植えこまれた、目に見えない「対魂関係」-もののけ、憑霊、狂気、たましひ…「霊魂の学」の地平を拓いた画期的名著、復刊。
目次序章 問題と方向の紆余曲折第1章 遊離魂と殯-『日本霊異記』にあらわれた霊肉の課題第2章 天皇霊と呪師-玉躰加持の象徴儀礼第3章 憑霊と除祓-「憑く・憑ける・憑けられる」の三元構造第4章 観想と鎮魂-宗教経験としての視覚
上記内容は本書刊行時のものです。