『神曲』の大詩人ダンテが自ら編んだ若き日の詩文集にして、文学史上に輝く名著。永遠の女性ベアトリーチェが、『神曲』の名訳者による新訳で今みずみずしく生まれ変わる。
著者ダンテ (ダンテ)1265年、フィレンツェ生まれ。西洋文学最大の詩人。政治活動に深くかかわり、1302年、政変に巻き込まれ祖国より永久追放され、以後、放浪の生活を送る。その間に、不滅の大古典『神曲』を完成。1321年没。著書に、『新生』『俗語論』『饗宴』 『帝政論』他。
平川 祐弘 (ヒラカワ スケヒロ)1931年、東京生まれ。東京大学名誉教授。比較文化史家。著書に、『和魂洋才の系譜』『ダンテ「神曲」講義』他。訳書に、ダンテ『神曲』『新生』、ボッカッチョ『デカメロン』、小泉八雲『骨董・怪談』他。