1950年代初期から40年以上、国家安全保障という名の下でアメリカ政府主導により超能力(予知、透視などのESPや念動力などの直感的認知)研究プログロムが行われてきた。極秘プログラムの目的は、ロシアを代表とする共産側の情報収集と国家安全保障の脅威を予知することだった。研究を主導した諜報および軍の機関はCIAから国家情報局、国家安全保障局、陸海空軍、統合参謀本部まで多岐にわたる。政府はなぜ超能力に関心を寄せたのか? 超能力はどのように活用されたのか? 機密解除された文書と50人以上の関係者、ユリ・ゲラーなどの被験者への取材をもとに全貌を明らかにした全米ベストセラー作家のノンフィクション。
【目次】プロローグ◆第1部 初期第1章 スーパーナチュラル第2章 プハーリッチ理論第3章 懐疑論者とペテン師とアメリカ陸軍第4章 疑似科学第5章 ソ連の脅威◆第2部 CIAの時代第6章 ユリ・ゲラーの謎第7章 月面に立った男第8章 物理学者と超能力者第9章 懐疑論者対CIA第10章 遠隔視第11章 無意識第12章 潜水艦◆第3部 国防総省の時代第13章 超心理物理学第14章 サイキック兵士第15章 気功と銭学森の謎第16章 殺人者と誘拐犯第17章 意識第18章 サイキック・トレーニング第19章 第三の眼を持つ女第20章 ひとつの時代の終わり第21章 人質と麻薬第22章 転落◆第4部 現代第23章 直感、予感、合成テレパシー第24章 科学者と懐疑論者第25章 サイキックと宇宙飛行士