2019年2月に上演された廻天百眼の劇場本公演『闇を蒔く~屍と書物と悪辣異端審問官~』を完全収録!
己の心の闇が記述された[書物]。[書物]によって呼び出される[屍]。[屍]の強さは、闇の深さに比例する。敗戦国エコクの貧民街に暮らすヱリコとマリサの姉妹は、実の母親に借金取りのラハブに売られてしまう。連れ去られる道中姉妹の下に深淵が現れると書物を託す。書物を使い屍を呼び出した姉妹はラハブを殺し借金取り達から逃走。その時、テッサリアの魔女エンプーサが現れ、姉妹を魔女たちの寺院へと誘う。だがその寺院もまた、戒律と罰に溢れた恐ろしい場所であった。一方その頃、ラハブの妹ニーナの下にも深淵が現れる。寺院にて戒律に怯えながらも仲間を告発し生き延びるヱリコとマリサ、貧民をまとめあげ命を目指すニーナ。心の闇の深さを武器に、少女たちの戦いが始まる。あなたたちはここで暮らすのだから、あの違反者に、石を投げなさい。そういわれると、妹は刃を研ぎ、姉は、上級生を、密告した。
「世界なんてなくなっちゃえばいいのに」
作/演出 石井飛鳥音楽 西邑卓哲(FOXPILL CULT)
・登場人物ヱリコ :紅日毬子マリサ :柚木成美ゴーダン :桜井咲黒ニーナ :大島朋恵 (りくろあれ)作家 :十三月紅夜深淵 :左右田歌鈴ヘカテー :こもだまり (昭和精吾事務所)ホムンクルス :CHO (DangerousBox)エンプーサ :なにわえわみ(劇団フェリーちゃん)モルモ :湖原芽生 (月蝕歌劇団)レイジン :辻真梨乃ヨウシュ :南条ジュン (鳥の首企画)マキ :伊井ひとみクガイ :小鳥遊空フツバ :ドドメリナモグサ :ハラグチリサラハブ :相田健太シクラム :邑上笙太朗シモン :阿部志鴻 (スターダス・21)エマ :鳥井響カガミ :飯原優 (ASSH-NEXT)ウォーベン :西邑卓哲 (FOXPILL CULT)
発行日:2019.7HP:虚飾集団廻天百眼
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