すべての古本好きに捧げる一冊!
痕跡本=前の持ち主の痕跡が残された古本。書き込み、破れ、挟み込み。貼り込み、切り取り、よごれにヤケ……。一冊の古本には、前の持ち主によって刻まれた、無数の「痕跡」が残されています。そんな痕跡本は、物語の宝庫。本と人との、誰も知らない秘密がつまっています。本書は、世界初となる「痕跡本」の本。稀代の痕跡本コレクターである著者が、自身のコレクションを、そこに残された痕跡から読み解いた「物語」とあわせて紹介。めくるめく痕跡本の世界へと、あなたを誘います。
【本文より】この本では、今まで僕が出会った痕跡本の数々を、そこに残された痕跡から読み解いた「物語」と合わせて紹介しています。あなたも、これらの痕跡を前に、一緒に前の持ち主の物語を想像してみて下さい。
【著者】古沢和宏1979年滋賀県生まれ、愛知県在住。「古書 五っ葉文庫」店主。大学在学中に古本の魅力にはまり、やがて「大切に読みこまれた本には持ち主との物語が刻まれている」と気づき、書き込みやよごれが残る本を「痕跡本」と名付け、収集するように。各地の古本市では、痕跡本の面白さを広く一般に広めるため、精力的にイベントを行っている。
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