作って楽しい、聴いてうれしい! Peerless TG9FD10-8用 スピーカーボックスキット!※スピーカーユニットは別売りです。
横浜ベイサイドネットのオリジナル製品で『桐シリーズ』として好評だった、9cmフルレンジ Dayton Audio PS95-8用 スピーカーボックスキットのPeerless TG9FD10-8用バージョン です。
前バージョンは、原材料の高騰などにより、価格を維持することが困難となり、止むを得ず完売としましたが、継続販売を求める声も多く、何とか今までの価格を維持したままで、楽しく製作して良い音で聴いていただけるキットが出来ないかと、色々と試行錯誤した結果、結果、Dayton Audio PS95-8用キットは「バージョン 2」となり、今回合わせてPeerless TG9FD10-8用のニューモデルの発売となりました。
前バージョンと大きく異なる点は、フロントとリアバッフルをユーザー様自身で取り付けるようにして、コストを下げると同時に作る楽しみも増える一石二鳥の効果を狙った点にあります。バッフルは、木工用ボンドで、簡単に取り付けることが出来ますよ。また、塗装はされていませんが、使用例にあるように、ツートンカラーなど、ご自分の好みに合わせて、様々な色を塗って楽しんでいただけます。その結果、価格を従来バージョンよりも若干ですが下げることに成功し、より魅力のあるキットになったのではないかと思います。
「北海道産の白樺(バーチ)合板」と「桐の無垢材」のハイブリッド・ボックス
ボックス材料には、北海道産の白樺と、中国産ですが桐の無垢板を採用しています。フロントとリアバッフルに採用している『北海道産白樺合板』は、先日、GooGle本社がチェアをまとめて発注したことで話題になった『滝澤ベニヤ』株式会社の製品で、この材料は、大手オーディオメーカーの最高級モデルにも採用されるほど、スピーカーボックスの素材として定評が有るもので、この安価な製品に採用しているのは当社だけですよ。北海道産の白樺(バーチ)は、厳しい寒さの中で育っているため、本土産のものよりも高密度で粘りが強いのが特徴で、しかも、間伐材の有効利用なので環境にやさしい『エコロジカル』な素材となっているのもうれしいですね。一方の桐の無垢板は、ボックスのトップやボトムプレート、およびサイドパネルに採用して、琴のような柔らかな響きで、白樺(バーチ)合板の、シャープで硬めの響きをやわらげ、自然でクリアな音作りを実現しています。硬軟2種類の素材を使用したハイブリッド構造とする目的は、このように、お互いの短所を補い長所を伸ばすことが出来るからです。ボックスの構造については、フロント・リアバッフル共に、CNCルーターによる精密な穴開け加工を施すために、より強度の有る白樺(バーチ)合板を採用し、市販の高級スピーカーと同じように、スピーカーユニットに「落し込み」加工を施しています。また、比較的柔らかな桐の無垢板は、ボックス本体の強度を落とさないように、トップ、ボトム、サイドパネルのそれぞれを「蟻継ぎ」加工で組み立てると同時に、フロント・リアパネルとは、補強桟を介して、空気漏れの無いように、しっかりと固定できるようになっています。価格を抑えるために手を抜くのでは無く、色々と工夫を凝らすことで、従来の『バージョン 1』よりも、よりグレードの高い性能を、より低価格で実現することが出来たと思っています。
「蟻継ぎ」加工を施した桐無垢板
『桐ダンス』で有名な新潟県加茂市近郊の業者さんに頼んで『桐』の無垢板を使用し、手間のかかる「蟻継ぎ」加工で制作していただいています。
「蟻継ぎ」加工とは、組み立てる部材どうしを精密に凹凸のある形に切り欠き、しっかりと叩き込んで組み立てる、伝統的な組立方法のひとつで、組立強度をより強固にしています。
『北海道産白樺(バーチ)合板』のバッフルとその他のパーツ
フロント・リアバッフルは、大手オーディオメーカーの最高級スピーカーにも採用されている『北海道産白樺(バーチ)合板』を採用し、スピーカーやその他の部品がぴったりと取り付けられるように、精密な穴開け加工を施こしています。
スピーカーの取り付けに鬼目ナットとキャップボルトを採用することによって、オーディオ初心者でも簡単に失敗することなく組み立てられ、しかも、完成後の外観が、高級なスピーカーシステムのように、グレード感の有るデザインとなります。※注:コストダウンのため、六角レンチは付属していませんが、『100円ショップ』などで、お安く購入することが出来ますよ。
リアバッフル取付後
リアバッフルは、3mm程引っ込んだ状態で取りつくようにしていますが、見た目にも高級感が出ているように思います。リアバッフルは、バスレフポートが上側でターミナルカップが下側に来るように取り付けますが、その時、ターミナルポスト端子が上を向くように取り付けます。また、バナナプラグを使用する場合は、あらかじめターミナルポスト端子に付属している赤と黒のキャップは外しておきましょう。
【別売り】スピーカーユニット Peerless TG9FD10-08
このスピーカーボックスは、Vifa時代からの超ロングモデルで、今でも人気の高い「Peerless TG9FD10-8」スピーカー専用のボックスキットとなっています。このスピーカーユニットがフロントパネルにスッキリと落し込まれることによって、市販の高級スピーカーシステムのようにスタイリッシュで高級感の有る印象を与え、製作した方に満足感をもたらすこと請け合いですよ。キットとユニットは別売りです。まだユニットをお持ちでない方は、ページ下部の関連商品画像から商品ページにアクセスできますので、この機会に、是非お買い求めいただき、あなたのお部屋を素晴らしいオーディオルームにしてください。
組立・塗装完了後の使用イメージです。
桐の無垢板は、時間の経過とともに変色していきますので、組立が完了しましたら、ぜひお好きな色で塗装してください。自作初心者の方でも失敗の少ない、透明な植物性のオイル塗料「U-OIL」などで仕上げれば、より簡単に高級感の有る落ち着いた雰囲気のボックスに仕上げることが出来ると思います。使用例のように、色々な色を使用して、ツートンカラーに仕上げることもお勧めですね。
【別売りオプション-1】補強フレーム部材
このキットをそのまま組み立てても強度は十分にありますが、よりしっかりと補強して、よりクリアなチューニングを楽しみたい方のために、MDFの補強フレームをご用意しました。ページ下部の関連商品画像から商品ページにアクセス出来ますので、キットと同時購入してください。
【別売りオプション-2】インシュレーター (コーリアン)6個セット小型スピーカーと言っても、振動対策はおろそかにしてはいけません。手頃なインシュレータが無い方のために、音の良さで定評のあるコーリアンボード(人工大理石6mm厚)のインシュレータをご用意しました。
3点支持用に6枚セットです。出来れば、両面テープなどで、ボトムプレートに貼り付けて使用すると、より効果的になりますよ。
ページ下部の関連商品画像から商品ページにアクセス出来ますので、キットと同時購入してください。
メーカー | BSN(Baysidenet) 横浜ベイサイドネット |
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ボックス形式 | バスレフボックス |
ボックス容量 | 4.5リットル |
ボックス材料 | フロント/リアバッフル:白樺(バーチ)合板12mm トップ/ボトム/サイドパネル:桐材13mm |
ボックス寸法 | 14cm(W)x26cm(H)x20cm(D) |
配線セット | 赤・黒ケーブルセット(ファストン端子付)x 2本 |
ターミナル | 角型ターミナルカップ x 2個 |
ポートチューブ | 25mm(径)・100mm(長さ) x 2本 |
吸音材 | サーモウール吸音材 25mm厚 |
ボルトナットセット | M4-15mm ボルト・M4 鬼目ナット x 8本セット |
ターミナル用木ネジ | 皿ネジ x 8本 |