パリのL’ELFが20世紀前期に制作した小振りなテーブルランプ。光量としては常夜灯がおすすめです。デザイナー、ルイ・フォンテーヌが率いた同工房はガラスのみならず金属製フレームや器具も制作していたようで、同時代のナンシー派工房でもL'ELF製パーツが採用されていたようです。ベース、シェード共に同工房のオリジナルピース。斑紋ガラス製のシェードは鮮やかさはありませんが、点灯すると暖かな印象。恐らく樫の団栗(エイコーン)を象ったシルエットに加え、抑えの器具も団栗帽子になっています。大雑把に面取りした鍛鉄製の球脚も相まって、見るからに可愛いらしい卓上照明です。
ソケットサイズはE17。市販の電球(白熱電球、蛍光灯、LED電球)がつけられます。60Wまで対応。電球は別売りです。コードに中間スイッチがついています。コードは全長約1750mm。