Apps Standard Monitor-room
(1mPair)
Apps Standard Monitor-roomApps Standard Monitor-room
Apps Standardの2作目、Monitor-roomはAppsの精緻な再生音を更に先鋭化したもの。その音は録音スタジオで今、録音したてのホヤホヤの音をその場で聴かせてもらう・・そんな生感覚100%のケーブルです。
Apps Standardの全モデルのHOT側はApps線材をApps Standard仕様で使っています。従って各モデルの音色の違いはGND構造によって生まれています。
このApps Standard Monitor-roomのGND構造はSapiensを更に煮詰めていき正確なモニター再生基準を満たすべく線材を更に厳選し余分なものを削ぎ落として行きました。そうして辿り着いた姿はある意味、超シンプルですが、このシンプルな姿こそが Monitor-roomの音の真骨頂なのです。
混じり気のないニュートラルで精細な描写が感じられる機種。描線は決して二度描きをして描線を強調するようなことをしていません。
正しい位置をズバッと一回で描いています。結果、弱音部の繊細さが増し、他のケーブルで聴く時よりもダイナミックレンジが上がったかのような聴こえ方(強音と弱音の差が大きくなったかのような)をします。
人間の聴覚は、 こうした「強調」を削ぎ落した音に敏感に反応するようで、細かな音のニュアンスを良く拾うようになることに気づかされます。
全体的にそうですが、特に弱音の部分のにじみがなくなり、微妙な「揺れ」や「震え」まで拾ってくれています。たとえば、シンバルでは、叩いた瞬間のインパクト音やその後のシンバルの振動によるサステインが明瞭です。
ウッドベースも、その音程が明確にわかります。ピアノは音程だけでなくペダルワークも良く見えます。管楽器は、ブレスの具合によって音がかすれる様子が、にじむことなく聴き取れます。
とかく、こういう繊細な音を出すケーブルは、描線を細くした分、エッジを尖らせて「クッキリ感」を狙ったりするパターンが多いですが、このケーブルは、音の輪郭は決して鋭くなく、むしろ、元々の音のキャラクターが柔らかいのか、刺激的なピークが無いくらいです。
とても自然で聴き疲れしません。楽器の音程がやけに正確に入り込んできます。 最終ケーブルたるゆえんでしょうか、音楽ジャンルを問いません。
シンプルな表現方法で、音源の本質を正確かつ繊細に伝える