Leningrad(1mPair)
Leningrad
Leningrad
Leningrad(レニングラード)はソビエト製のVINTAGE WIRE(1954年製)を主役(HOT)に起用したFinal Cableです。ETCモードは1.44で2019年7/22製作です。フランス(VINTAGE)製の太めの単線を加える事で完成しました。GND側は左右とも完全別設計にて理想となる音質を追求しました。ここでGNDについて言及しますと、そもそもRCA CABLEのGNDはどちらも接続される機器のGND電位にて合流されています。見方を変えればRCA CABLEのGNDは2本の導体で繋いでいる事になるのです。
そこでTMDは実験を行い、この2本の場合と1本の場合の音質比較をした所、圧倒的に1本の時の方が音の純度が高い事を確認しました。仮に一本で繋いでもちゃんと音が出るのは当然です。この差を検討してみるとやはりGND導体と言えど同じ物を2本以上使うと音が濁ると考えられます。
これらの検証からTMDでは従来の左右同じGND構造に疑問を持ち、音質的に向上が認められる左右構造の異なる形態に設計がシフトして行ったのです。
さて、このLeningrad(レニングラード)のGND構造ですが片側は非常に薄い幅広導体を採用しており、反対側は非常に太い単線導体(米国VINTAGE)です。この左右差のあるGND構造が目的とする生き生きとした音を下支えしてくれます。
Leningrad
大きく展開した海原のような音場から、大きくうねる波が幾重にもぶつかり、細かな飛沫を放つ鋭い白波がいくつも立ち上がっていた。
しかし、その奥底には、そんな水面からは想像もつかないような、どこまでも透明で重厚な流れが留まることなく続いていた。そんな音です。。
と、これだけじゃわかりませんよね?w
しかし、このケーブルが出す音のイメージは、正にこんな感じなんです。
「音の土台」は、とてもドッシリしていて、なおかつ澄んでいます。そのしっかりとした土台から、若干固めの描線で輪郭をはっきりさせた様々な楽器音が放たれ、クールで美しい響きを音場全体に解き放ちます。
特にホールトーンがとても美しい!