Faust(ファウスト)の構造はある意味特別なものです。確かにETC構造ですが、ある意味その先を行っています。未来のオーディオ・ケーブルというか..そんな感じです。導体は幾つかのブロックごとに役割の違いがあります。これに使われるスタビライザーは通常の物とは異なります。ようやく曲げられるという感じのHARD COREな単線も一本に4箇所、使用しています。音質に関しては非常に高いパーフォーマンスを見せました。
ペンダングル。野太いコントラバスの音、左から激しく立ち上がる生ギターの音ははっきりと表現される。聞こうとする部分を意識して聞くとそん部分がしっかり聞こえるのです。繊細な音の表現は相当にリアル。余韻やホールトーン、残響音等これらの全てが素晴らしい。
クラプトン「クロニクル」 2曲目これほど演奏空間を見せてくれるケーブルはないだろう。スナップ音がとてもリアルだ。ある意味オーディオとはリアルさの演出だ。低域には伸びと量感がある。ハモンドオルガンの音もいい。コーラスは感動度が高い。いい音。
メロディ・ガルドー 5曲目かなり良いかも、、、音の気配感があるのでつい意識的に聞いてしまう。低域は十分に出ている。中域の厚みが中高域にかけて幅があるせいかミッドレンジの情報量が濃密。またハーモニーの出方が美しい。そして明瞭なボーカル。
CLAUDIO FILIPINI TRIO 2曲目、 10曲目2曲目、エコー音が明瞭に聴こえる。中域にパワーがあり音に幅があるのだ。自然なバランスで聴いているとリラックスできる。10曲目、シンバルの再現性はとても高くそれだけでもこのケーブルの存在意義がある。これまたRIDEが「キーン」「キキーン」とばかり鮮明に鳴る。ピアノ、ベースとドラムのトリオのハーモニーが良い。
Eiji Oue Stravinsky 火の鳥 9曲目
ある意味、クラシックを正当に鳴らしているような気がする。大太鼓は腹にズズンと来る。アンサンブルの妙を感じさせてくれるケーブルだ。ホルンや管楽器が凄く良い。音の芳香感が良く出てる。
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Faust(ファウスト)の存在価値がわかる方に買って頂きたい逸品。