BROWN FINGER AIR
※このケーブルは音源からPREまでの専用ケーブルとなります。
BROWN FINGER AIR
このケーブルはBROWN FINGERです。構成要素の1/4にGrigg'sが使われているのである意味Grigg's 4の仲間とも言えますが実際は少し違って独立した個性的な一本です。1/2は撚り線を効果的に使い、なんとPC-Triple-Cも1/4使用している。加えてAIR仕様。無論、VIBRANT仕様です。
BROWN FINGER AIR
全体としては個々の音の切れ味がまず良くレンジは上に広く下は重低音タイプではない動きの俊敏な低域でタイト。全ての音肌に僅かに銀色を加えたような演出を感じます。これは解像度に繋がり、その音の定位は正確で現実的です。クラシックのフルート、弦、ハープの音が良くPOPS ROCKの懐メロ的ソースはその当時の時代感を伝えてくれます。
A DAY IN THE LIFE 声がいいです、甘く懐かしくもあり曲の持つ感情、物理特性を良く出してきます。ドラムもいい。
ベス・オートン-- ドラムと歌とストリングスが良い音。分解能もあります。
カサンドラ・ウィルソン-- 声良くSEもいいです。背景のサントラ風が良く鳴り味わい深く録音トラックのそれぞれが何をやっているのか明瞭にわかるのです。カサンドラ「LOST」では声が抜群にいい。
ストラビンスキー"火の鳥"ではメカニカルな楽曲構成が手に取るようにわかり低域はタイトでスピード感があります、従って音の切れ味が物凄く良く、デイブ・ウエックルのフュージョンも当然good。クラプトンではスナップ音(指パッチン)の定位感が良く凄い分解能です。ノスタルジック・ソースの場合、その時代感が良く感じられる好ましいもの。
総じて中低域の良さが挙げられます。分解能、解像度、定位は勿論良く、それに加えて中低域がすこぶる良いのです。
例えばジミ・ヘンドリックスでは録音時の微妙な音色の時間変化を良く表し、細かなクラシカル・アレンジでも微細な音の感触、定位がしっかり表現できています。JAZZソースではその音の生々しさ、ベース、ピアノ、ドラムが優秀。
ピンクフロイド TIME
時計の音から始まるこの曲、多数の声や幾多の楽器が絡まって曲を繰り広げる。この場合、まずは分解能、これが良くないと団子になってしまいます。その点このBROWN FINGERは全く混濁せず全ての音をそのまま凝視可能。点で現れる音、線で表される持続系の音、量感場で攻めてくる音その全てが明瞭であり重なりません。このノーマスキングの音は快感です。
録音の全てが全開帳される心地、カレン・ソーサの声は甘く切なく少しカサついたベルベット・ボイスで、この声にやられた。録音物を録音されたそのまま100%を味わいたいならBROWN FINGERかも。ちなみにカサンドラ・ウイルソンの声も大変よかったのです。
デイヴ・ウェックル。フュージョン系JAZZドラムの天才ですこの人。タイト&クール・ビューティとも表現出来るこの曲はデイヴの16ぎみの8ビートがバシバシ決まるのです。ドラム以外のアレンジは全てドラムを引き立てるための物だから当然にドラムが目立ち、凄技に聞こえるし、実際そうだ。こういうビートを間違ってもジャック・ディジョネットとかに叩かせてはいけないのでデイヴ・ウェックルがぴったりなのです。まぁ、それにしてもこの一見煩くなりそうな音を見事にダイレクト・スルーに聞かすBROWN FINGERの実力はあっ晴れとしか言いようがありません。
※このケーブルは音源からPREまでの専用ケーブルとなります。
PRE-POWER間に使う場合はステレオのトランジスターパワーアンプでのみ使用できます。