英国海軍を支えた屋台骨ともいわれる74門艦(艦種)の模型です。セブンティフォーとも呼ばれます。
74門艦といえば英国海軍なのですが、実は開発したのはフランスで、拿捕したイギリス海軍が設計の先進性(快速性、回頭性、火力のバランス)に驚嘆し、イギリスでも造られるようになり屋台骨として活躍するようになったと言われています。
74門艦を題材にしたキットは少なく、また再現性にこだわったスケールとしても、最有力候補の一つとなります。(全長が小さくなるとキットデザインの段階で再現性の確保が難しくなります)
ヴァンガードはデッドフォード海軍造船所で建造され1787年に進水、1798年のナイルの戦いで、ネルソン提督が旗艦とした船として有名です。掲載している写真の一部は帆船模型キットとして製品化される前に模型デザイナーからいただいたプロトタイプの写真です。また動画は、Youtube上から参考として引用掲載させていただきました。キットは74門艦であることから、他の74門艦(バレラフォン)(エレファント※)にも改造することができるようになっています。(バレラフォンは、トーマススレイド卿の設計艦で、100門艦を拿捕したり、ナイルの戦いでは120門艦ロリアンと対峙した堂々の戦歴を誇る船です。水夫からは悪漢ビリーと呼ばれました。またバレラフォンは、ナポレオンがアメリカに逃亡しようとしたとき、行く手を阻み、護送をした船としても有名です)
セブンティフォーを模型化しているメーカーは案外少ないですが、ダブルプランクで詳細な20枚のプランと32ページのイラストを伴った製作案内をもっており最も優れた再現性をもっていると思います。
海外製は割安といわれますが、たしかにこの製品を国内で生産したら、この価格は実現できないと思います。あとは製作者がどれだけ仕上げるか、そこが製作者の腕のみせどころとなります。
※エレファントについては、大砲の多くがキャロネード砲であり、追加購入する必要がございます。
それだけの数のキャロネードをご用意できない可能性がございますので、本体ご購入時にご相談ください。
・船体組み立て方式:バルクヘッド(フレームとキールを組み合わせる方式)・船体外板:ダブルプランク(二重貼り)・飾り台:付属しています