1674年建造、ブランデンブルグの18門フリゲート艦です。オランダに依頼してジーランドで建造。艦尾の装飾から「ブランデンブルクの黒熊」と呼ばれました。神聖ローマ帝国辺境伯領であったブランデンブルクは1618年にプロシア公領を獲得し、ブランデンブルク=プロイセン同君連合を形成。1679年、時の領主、選帝侯フリードリヒ・ヴィルヘルムはスコーネ戦争の勝利によって、大選帝侯と呼ばれます。1701年にはブランデンブルクはプロイセン王国となり、後のドイツ帝国の中核となっていきます。ベルリン号は、1688年オランダ西インド会社の艦隊にとらえられるまで稼働。後の主力艦、フリードリヒ・ヴィルヘルム号の登場まで、その軽武装を機動性でカバーし、ブランデンブルク海軍を支えました。
・船体組み立て方式:バルクヘッド(フレームとキールを組み合わせる方式)・船体外板:シングルプランク(一重貼り)・飾り台:付属しています