スウェーデン海軍の64門戦列艦です。時の王グスタフ2世アドルフの命によって1626年起工、重武装に加え、建造途中で二層に増やされるなどトップヘビーな艦として完成。1628年8月10日、初航海後1,300 m ほど帆走した地点で横風を受け、実戦を経験することなく横転沈没しました。1950年代、水温や酸素濃度が低く、フナクイムシが生息していないバルト海の特徴から、海底のワサが復元可能な状態で沈んでいる可能性が浮上。沈没から333年経った1961年に引き上げられ、1988年に復元。現在もストックホルムのワサ博物館で展示されています。船体や調度などが非常に良く原形を残しており、当時の戦列艦の姿、建造方法、設備などを現代に伝える貴重な史料となっています。
船体組み立て方式:バルクヘッド(フレームとキールを組み合わせる方式)船体外板:ダブルプランク(二重貼り)飾り台:付属しています