HMSエレバス号は、1845年にジョン・フランクリン卿が率いたフランクリン北極探検隊の船である。エレバス号はHMSテラー号とともに北極圏の氷に突入し、そのまま帰らぬ船となり、ジョン・フランクリン卿の失われた探検隊となった。エレバス号は1826年に建造され、全長88メートル。蒸気機関を備え、北極の過酷な環境にも耐えられるよう設計された、当時最も技術的に進んだ船のひとつだった。しかし、その革新性にもかかわらず、探検隊は深刻な挫折に見舞われ、エレバス号とテラー号に乗船していた129人の乗組員は誰ひとりとして生き残ることができなかった。HMSエレバスは、北極探検と逆境に立ち向かう人間の粘り強さのシンボルとなっている。
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