イギリス海軍の6門カッターです。1784年売却されるまで、英仏海峡で密輸船を殲滅するために活躍しました。その中の1隻であるシャーバンは、サー・トーマス・スレイド設計・ジョセフ・ハリス船大工長監督、のもとグリニッジのウーリッジ造船所で建造され、1763年12月3日に進水しました。総工費は1,581ポンド8セント9ペンスでした。シャーバンは、後に著名な議会改革者となるジョン・カートライト海尉が指揮し、英仏海峡での密輸業者の取り締まりという形で税関の仕事を支援する任務に就きました。カートライトは1763年12月7日から1766年5月14日までシャーバンを指揮。彼の担当地域は、ドーセットシャー(現ドーセット)やデヴォンを含むイングランド南岸でした。カートライトの弟のジョージは、暇になると兄と一緒にシャーバンでプリマスから出航し密輸業者を追いまわしました。
1766年から1779年9月まで海峡を拠点とし指揮官は変わるものの活躍しています。その後はしばらく係留され1783年まで眠りに入ります。1783年ウィリアム・トレーシーが指揮を執りHMSロイヤル・ジョージ(1782年にスピットヘッドで沈没)の引き上げが画策され失敗してはいますが、この計画にシャーバンは参加しています。1784年7月1日、ポーツマスでの売却の記録が最後のものとなります。
総トン数 - 85トン全長 - 54フィート6インチ(16.6メートル)ビーム - 19フィート(5.8メートル)コンプリメント - 30兵装 - 3ポンド砲6門+旋回砲8門
ご注意ください8門の3ポンド砲と12門のハーフパウンダー旋回砲が付属していますが、歴史的な正確さをお望みの場合は、6門の3ポンド砲と8門のハーフパウンダー旋回砲のみを装着してください。また、この模型の艤装が初心者の方でもできるだけ簡単にできるように、ステップバイステップのイラストを用意しました。
キットについてフルカラーの取扱説明書、すべてのマストと艤装図を含む9枚のプランシート。艤装図は、初心者が艤装された船を完成させることができるようにデザインされています。二重板張りの船体は、第一板張りがライムウッド、第二板張りがペアウッド。MDF、ペアウッド材にレーザーカットと彫刻を施したパーツ。レーザーエッチングとカットされたライムウッドデッキとトレネイルのディテールエッチングされた真鍮2枚、高解像度の3Dプリントパーツ、マストにはウォールナットの丸棒、黒とナチュラルのリギングロープ、ブロックとデッドアイ、ブルワークの内側と外側に施されたレーザーの彫刻が特徴。