ソースィージャック(生意気ジャック)はウェルスマックと呼ばれる、生け簀(フィッシュプール)を備えた漁船の愛称のひとつです。漁船に生け簀を使用し魚を保存することは、塩漬けや風乾燥よりも優れた方法ではありましたが、船体内に数トンの海水を運ぶ影響で船の速度が出ない、いけすの分の面積をとるし製造コストも多くかかる、などの欠点もありました。
ソースィージャックが活躍したバーキングは豊富な漁場で、1830年頃まで30~40のウェルスマック船が操業していました。ほとんどのウェルスマック船のサイズは約50~60フィート、乗組員は7~8人でした。サウシージャック号は1836年にグレーブセンドで建造され、全長60フィート、重量51トンでした。この船は長く運行し、1880年にバーキングを出港した最後のウェルスマック船となりました。ウェルスマック船はその後も長く活躍し、19世紀後半に製造されたものは、のち1950年代まで場所を変え操業しているものもありました。
フルカラーの取扱説明書と、すべてのマストとリギングの図面を含む11枚のプランシート入り参考写真の木箱とフィギュアはキットには含まれません