日本一の梅産地として知られる紀州南部。梅と言えば紀州というイメージを持っている方は多いはず。紀州南部の和歌山県日高郡みなべ町は、日本の梅の6割を生産している梅の一大産地です。
今回は最高の完熟梅を探している方にぴったりな、みなべ町産の完熟南高梅をご紹介します。
梅干しはもちろん、梅ジュースやジャム、シロップなどを自作される方は、ぜひ試してみてください。封を開けた瞬間の香りから違いますよ。
酸っぱいイメージのある梅ですが、木になっている梅の香りは、桃に近いものがあります。今回ご紹介する完熟南高梅は、実が熟して落ちる直前のものや、衝撃を吸収するネットに落ちたばかりのものを使用しています。実が赤いのはしっかりと太陽を浴びて育った証。赤い部分が多いほど良い南高梅だとされています。
和歌山県南部では、今年の4月6~15日にかけて四度も雹(ひょう)が降りました。強風も影響し、梅の落果やひょうによる傷などの被害が発生しています。発表によれば、半数以上の果実に傷がついたとされています。
また、昨年も大凶作だったので、在庫はごくわずかな状況です。
今回ご紹介しているのは、そのような中、無事に成熟した極上の南高梅です。完熟した梅は、まさに桃のような香り。どのような使い方をしても、その香りの違いが生きてきます。
今回ご紹介している完熟梅は、南高梅の一大産地である和歌山県日高郡みなべ町にある「やすひろ農園」のもの。この地域は稲作に不向きで、米でなく梅を年貢として納めるようになったという歴史があります。
炭酸カルシウムを多く含む土壌は、梅の生育にとって最適な微酸性。他の梅と比べて少し大粒なのが特徴の南高梅は、肉質は緻密で柔らか。その口当たりの良さも確かめてみてください。
極上の梅としても知られる紀州産の南高梅は、ご自宅用はもちろんのこと、贈り物としても喜ばれること間違いなし。
梅を使ってドリンクやジャムなどを自宅で作ることを梅仕事と表現しますが、毎年の梅仕事を楽しみにしている方への贈り物としてもオススメです。品質の高い南高梅は皮が薄く、果肉の離れが良いのも特徴。香りはもちろんのこと、その味わいも最高の逸品です。
桃のような香りがする完熟南高梅。ジュースやシロップはもちろん梅干しにも適した品種です。
太陽の光をたっぷりと浴びて赤く色づいた南高梅をぜひお楽しみください。ご自宅用としてはだけでなく、贈り物にもオススメです。
梅のような香りが料理や飲み物の味を大きく左右します。その香りをぜひ感じてください。