冬になると、おうちでお鍋やおでんなどの和食を食べる機会が増えますね。熱々の料理を冷えたビールで流し込む…幸せっ♪そんな時間に似合う「渋い陶器製のビールコップ」をあるるスタッフがレポートします。
日本最大の島・佐渡に工房を構える玉堂窯元さんで作られた無名異焼(むみょういやき)のビールカップ。佐渡金銀山中の酸化鉄を含む鉱物を陶土に使い、高温で焼き上げています。表面の色は、窯変(ようへん)以外にも多数あり、雰囲気の違いを楽しむのも◎
本格的に冬の訪れを感じる今日この頃…今回は、無名異焼ビールコップを試してもらいます。寒いと温かいものが美味しいよね!おふたりはお鍋とか食べる時に何飲む?お酒?
自分はお酒弱いのでお茶ですけど、父は美味しそうにビール飲んでますよ。
お父さん可愛い(笑)
私は日本酒を飲むことが多いけど、たまにビールも飲みます。
じゃあ、今回のビールコップはピッタリかもしれないよ。
外箱からも、和の雰囲気が漂ってるし。
ホントだー!
ビールコップだから洋風なのかと思ったけど、これは和だね。
高級な感じがする。梱包も丁寧だし。
使い方の説明書も同封されてるね。
では、包みを開けて…おぉ!やっぱり和の雰囲気だけど、予想外の色だった。
確かに、これは予想してなかったわ。
でも、朱色?と黒の色合いがキレイだね。
窯変(ようへん)によるものらしい。焼きあがるまでどんな風になるか分からないけど、同じものが無いという所も魅力だそう。
なるほど。自分だけのコップってことか…それはイイね!
特別感あるよね。
では、コップをチェックしていこう。
手触りはサラサラしてるけど、土感?はあるかな。
また出た、土感ww
陶器らしい風合いってことね。形はどう?持ちやすい?
持ちやすいよ!側面に凸凹がついてて、滑りにくくなってる。
それは飛びガンナという技法だそう。
使う人のことを考えて作られてるんだね。
うんうん。大きさも、大きすぎず小さすぎず、ちょうど良い。
約350ml入るらしいから、ちょうどビール1缶分だね。
おぉ~!これは良い晩酌タイムが過ごせそうな気がしてきた♪
無名異焼の特徴は、製造工程で特殊な作業があること。また、砂や不純物などを取り除いた陶土は微粒子のため、約3割も収縮し、焼き上がった製品は非常に硬質。ビールを注ぐとクリームの様なきめ細かい泡が立ち、消えにくいそう。
まずはコップを触ってもらいましたが、渋い雰囲気と使いやすそうなフォルムでしたね。次は、実際に使ってもらいます。ガラスのコップも用意したので、比較してみてね。(私も飲みたい)
圧を感じるけど、実際に使ってみよう。
はーい(笑)
わっ!めっちゃ冷たい!
説明書にあるように、コップは冷凍庫でキンキンに冷やしておきました。
なるほど。では、注いでいきま~す。
ガラスのコップもキレイに泡が出来てるけど、無名異焼の方が泡立ちが早い!
普通に注ぐだけでキレイに泡が出来るんだけど、出来すぎないように気を付けた方がいいかも(汗)
一気に注がない方がいいのかな。
よく見てみると、無名異焼の方が泡が細かい?ふわっとしてる?
あっ!泡が無くなる前に飲み比べて!
(ゴクゴク)全然違う!ガラスの方はいつも通りって感じだけど、無名異焼は泡がきめ細かくて、ふわふわ~
味わいの違いはある?
うーん、まろやか?やさしい味わいになってるような気がする。
なるほど。
お?ガラスは泡がほとんど消えたけど、無名異焼は泡がしっかり残ってる!
ホントだ!泡が好きな人はうれしいね。
ご飯を食べてる時に、急いで飲まなくていいのも助かるよ。
無名異焼に使われている陶土は鉄分が非常に多く、飲物の味がまろやかに。また、成型から乾燥まで約30%も収縮し非常に固く焼き締まるうえ、吸水率0%でにおい移りしないため、併用できるそうですよ。
実際に使い心地を体験してもらいましたが、ビール美味しそう…じゃなくて、泡の細かさや泡もちの良さがわかりましたね。次は、ビール以外の飲物でも味の変化があるのか試してみて。
微妙にテンション下がってるww
次は何を試すの?
ビール以外の飲み物ということで、アイスコーヒーを用意しました。
コーヒーは好きだけど、違いわかるかな…
コーヒーもビールと同じように、コップの違いで味が変わるのか試していこう。
プレッシャー感じる…
見た目は全然違いはないかな。
ちょっと氷が溶けるのが早いような気もするけど…
外側は、ガラスより無名異焼の方が冷えてるかもしれない。結構冷たいよ。
確かに、冷たいね。味の方はどう?
(ゴクゴク)うーん…何とも言えない。
冷たいからか、氷のせいなのか、味の違いが分かりにくい。
なるほど…じゃあ、温かい飲物でも試した方が良さそうだね。
このまま使うの?コーヒーの香りが残ってない?
におい移りしないらしいので、ちょっと流せば大丈夫でしょ。
そうなの?……おお?確かに、ちょっとすすいだら香りがしなくなった!
次は、温かい飲み物としてホットの玄米茶を淹れました。
和なコップだし、お茶の緑が合うね~♪
確かに。コップの渋い雰囲気とマッチしててイイね~
じゃあ、飲んでいくよ。
って、熱っ―――!!!!?
えぇ?!そんな?いつも飲んでる温度で淹れてるよ? どれどれ…って、熱っ!!?
でしょ…直に熱が伝わってきてる感じ。鉄分が多い土を使ってるからかな…
熱伝導率がいいのかもね。
お?これくらいなら持てるんじゃない?
まだ熱いけど、飲みます!
(ゴクッ)え…?お茶は適温。ちょっとぬるいくらい。
うそー? (ゴクッ) ナニコレ…不思議。飲みやすい温度。
驚くよね。ビールコップは持ち手がないし、温かい飲物には向かないかな。コーヒーカップなどもあるみたいだから、そっちの方が良さそう。
今回、あるるスタッフが試した「無名異焼ビールコップ」は、和の雰囲気がお鍋などの和食にピッタリ。きめ細かい泡が作れて泡持ちも良いので、ゆっくりと食事を楽しむ事が出来そう。食卓のお供にオススメです。見た目も渋カッコイイので、プレゼントにも◎