手作り紙芝居キットには、オリジナルの絵やお話をかける8枚の用紙と扉付き紙芝居フレームが含まれています。用紙の裏面には上下と番号が記載されており、絵とお話の対応がすぐに分かるようになっているので便利です。
ダンボール製の紙芝居フレームは、扉を開くと自立するほか、大切なオリジナル作品の保管ケースとしても使えます。紙芝居フレームがあると、まるで小さな劇場のよう。本格的な紙芝居の雰囲気作りにぴったりです。扉を開ける瞬間、子どものワクワク感や興味が増します。
キット以外に必要なものは、遠目に目立つハッキリした色がそろったクレヨン、サインペンや絵の具などの文具です。子どもが紙芝居作りに集中できる環境を、ぜひ整えてあげてください。絵の具を使うときは、水がこぼれても大丈夫なように工夫すれば安心です。
絵の具を手の平や指につけてお絵かきしたり、色紙などをちぎって貼り付けたりする方法もあります。ストーリーは、お子様が登場する日常生活の一コマや、お子様の絵を元に即興で作ってみてはいかがでしょう。
正解がない子どもの絵を上手か下手か親の基準で評価せず「その色、綺麗だね」「丸が描けたね」「勢いのある線を描けたね」「最後までよく頑張ったね」など、具体的にほめてヤル気を引き出すことが大切です。
手作り紙芝居キットを利用して、お子様がクリエイターとして思いのままにオリジナル作品を生み出すプロセスを、一緒に応援してあげましょう。
親子で一緒に制作した紙芝居を、読み聞かせに使ってみましょう。親が子に読み聞かせするときのコツは、次の3つです。
・自然な会話のスピードで読み聞かせする
・演技しないで普通に話す
・子どもを一言ほめる
子どもが退屈しないためにも、わざとゆっくり読まず、自然な会話のスピードで紙芝居作品を最後まで読み切ります。子どもの感じ方に影響しないためにも、演技せず普通に話すのがポイントです。「最後までよく聞けたね」など、子どもを一言ほめてあげると読み聞かせの時間が好きになります。
「手作り紙芝居キット」を使えば、親子で一緒に制作活動を通じて芸術の秋をたっぷり満喫できます。今回は紙芝居の作り方や読み聞かせのコツもご紹介しました。本格的な紙芝居作りを通じて、子どもがクリエイターとして自信を深められると良いですね。子どもと過ごすおうち時間が、きっと楽しくなります。