引っ越し祝いの相場は?【贈る相手別】お祝いの金額マナーとおすすめギフト

引っ越し祝いは、新たな門出を応援する大切なギフト。だからこそ関係性によっては「この金額だと失礼かも」「マナーを意識したアイテムにしたい」と悩みますよね。
せっかくなら、負担にならず実用的で喜んでもらえるプレゼントを選びたいものです。
引っ越し祝いの相場は、会社関係・友人などには3,000円~10,000円がベター。親族には、5,000~100,000円と幅広くなる傾向があります。
親族に贈られることが多いアイテムは、洗練されたインテリアや便利な食器類が多数。友人や会社関係の人には、上質なタオルセットや取り寄せグルメが負担にならなくておすすめですよ。
この記事では、贈る相手との関係性別に「どんなアイテムが喜ばれるか」を紹介します。
心のこもった引っ越し祝いを選ぶときの参考にしてみてくださいね。
【アンケート】みんなが選ぶ!「引っ越し祝いの相場と贈り物」は?

【総回答数100票】
贈ったことがある:83%(83票)
贈ろうと思っている:13%(13票)
贈ったことはない:4%(4票)

【総回答数100票】
友人・知人:67%(67票)
兄弟姉妹:21%(21票)
両親、息子・娘の家族:3%(3票)
会社の上司・同僚:3%(3票)
甥っ子・姪っ子:12%(12票)
その他:5%(5票)

【総回答数100票】
~4,999円:27%(27票)
5,000~9,999円:43%(43票)
10,000~29,999円:26%(26票)
30,000~49,999円:4%(4票)

【総回答数114票】
日用品・インテリア雑貨:34.2%(40票)
キッチングッズ:21.9%(32票)
ギフトカード・体験ギフト:11.4%(20票)
上質なグルメ・ドリンク:6.1%(16票)
オーダーメイドグッズ:6.1%(3票)
その他:6.1%(4票)
予算について「5,000円〜9,999円」が43%と最も多くの票を集め、引越し祝いの中心的な価格帯であることが分かりました。
友人や同僚へ贈る際に、相手に気を遣わせすぎず、かつお祝いの気持ちがしっかりと伝わる絶妙なラインとして、この価格帯が選ばれているようです。
引っ越し祝いとして人気のジャンルは、「日用品・インテリア雑貨」と「キッチングッズ」が圧倒的な人気で、全体の半数以上を占めています。
新しい家ですぐに使えて、日々の暮らしを少し豊かにしてくれる実用的なアイテムが、引っ越し祝いの王道だということが伺えます。
【贈る相手別】引っ越し祝いの相場
引っ越し祝いは、贈る相手との関係によって相場も変わります。
- 両親や子ども…50,000円〜100,000円
- 親子間では、家やマンションの購入資金援助を兼ねることも多く、比較的高額になる傾向があります。
- 兄弟・姉妹…10,000円〜30,000円
- 年齢や関係性によって幅があります。年下の兄弟に贈る場合は少し多めに包むことも多いですよ。
- 甥っ子や姪っ子…5,000円〜10,000円
- 成長段階や関係の深さによって調整します。現金よりも、新生活で使える家電や日用品などを贈るのが一般的。
- 会社関係・友人…3,000円〜10,000円
- 相手に気を使わせないよう意識しましょう。部署やグループでまとめて贈る場合は、一人あたりの負担額を少なくすることが多いです。
一般的に、親族に贈る場合は高くなる傾向があります。友人や会社関係の人が相手の場合は、負担にならない金額がベター。
相場を意識したアイテムにすると、気を使わせることなく受け取ってもらえますよ。
引っ越し祝いの基本マナーと相場の考え方
引っ越し祝いの相場は、贈る相手との関係性によって大きく変わります。
親しい関係の相手ほど金額が高くなる傾向はありますが、相手に気を使わせないような配慮も大切です。
ここでは、一般的な基本マナーについて解説します。
新築祝いとの違い
「新築祝い」は、新しく家を建てた際のお祝いです。一方で、「引っ越し祝い」は中古住宅や賃貸へ引っ越したときにも贈るお祝いなので、状況に合わせて使い分けることが大切です。
引っ越し祝いは、ただ住まいを移すだけの場合も多いため、消えものや日用品といった実用的なアイテムが喜ばれます。逆に新築祝いは、頭金やローンなど、高額出費が続くタイミングのため、現金やギフトカードを贈ってもマナー違反ではありません。
「おめでとう」の気持ちを伝えるために、贈る相手との関係性だけでなく、新築祝いとの違いも考慮してプレゼントを選んでみてください。
現金と品物、どちらを選ぶ?
一般的には引っ越し祝いとして品物を贈りますが、身内など親しい相手であれば現金やギフトカードでも問題ありません。
両親や兄弟には現金を贈り、家具や家電などを自由に買ってもらうのも喜ばれます。
一方で、会社の上司や同僚、友人などには現金だと少し重く感じられることもあるので、食品や日用品といった定番の品物がおすすめです。
どうしても迷うときは、好きなものを選んでもらえるギフトカタログも便利ですよ。
引っ越し祝いは「基本は品物、親しい相手には現金やギフトカードもOK」と覚えておけば安心です。
【贈る相手別】引っ越し祝いのおすすめギフト
相場をおさえた上で、相手との関係性にあったアイテムを選ぶことが心から喜んでもらえる引っ越し祝いのポイントです。
ここでは、贈る相手ごとにおすすめのギフトをまとめました。
引っ越し祝いに迷ったときは、参考にしてみてくださいね。
両親や息子・娘の家族への引っ越し祝い
過ごした時間が長い両親や子どもには、高額なお祝いを贈っても失礼にはなりません。
ここでは、家族に贈っても喜ばれる、長く使える家具や質のいい日用品を中心に選びました。
北欧スタイルのテーブルキャビネット

こちらのテーブルキャビネットは、優しい雰囲気の北欧スタイルで、どんな空間にも馴染むシンプルさが魅力。
雑貨を置く台としてはもちろん、本棚としても使えるため、家族への引っ越し祝いにぴったりです。
引っ越しでは、新しい部屋の家具選びに悩むことも多く、収納はとくに安価なものを選んでしまいがち。
両親や子どもなど身近な家族であれば、大きめのキャビネットを贈っても失礼にならないため、実用的なインテリアとして受け取ってもらえるでしょう。
移動キャスター付きテレビボード

ナチュラルウッドのデザインが、どんなインテリアにも自然に馴染むこちらのテレビボードは、キャスター付きで移動しやすいのが特徴。
模様替えや掃除の際にも便利で、引っ越したばかりのご家族へ贈るギフトにぴったりです。
シンプルながら洗練された佇まいで、幅120cmと使いやすいサイズ感なのも嬉しいポイント。
大きすぎず場所を取りにくいため、一人暮らしをはじめたお子さまへの贈り物としてもおすすめです。
ムートンラグ(200×200cm)

こちらは、刈毛仕上げのムートンを使用した、シンプルながらも洗練されたデザインのラグです。
お部屋に自然なぬくもりを添え、インテリアのアクセントにもなります。羊毛ならではのふんわりとした手触りと、優れた保温力も魅力。
触れた瞬間からじんわりと暖かさを感じられるため、寒い冬でも快適に過ごせます。
引っ越し直後は、つい安価なラグで済ませてしまいがちな時期だからこそ、子どもや両親への引っ越し祝いとして最適な一品です。
カーボン素材でできたフカナベ

こちらのフカナベは、深さ11cmでどんな調理にも使える万能さが魅力。
引っ越したばかりで調理器具がそろっていないときにも重宝するため、一人暮らしをはじめる子どもへの贈り物としてもおすすめです。
スタイリッシュで主張の少ないデザインなので、好みを問わず使いやすいのも嬉しいポイント。
カーボンの遠赤外線効果により食材の中心まで素早く火が通るため、家にひとつあると便利な一品です。
兄弟姉妹への引っ越し祝い
小さい頃から知っている兄弟や姉妹には、新生活をサポートする引っ越し祝いが最適です。
ここでは、兄弟姉妹に贈って喜ばれる、洗練されたデザインのキッチングッズや、使い勝手のいいインテリアを集めました。
スライドテーブル台(受注生産)

無垢の杉古材で作られたこちらのスライドテーブル台は、電子レンジやトースターなど、家電が多くなりがちなキッチンで活躍する一品です。
とくに、配置に悩みがちな賃貸で一人暮らしをはじめる兄妹や姉妹への引っ越し祝いにおすすめ◎
電子レンジの下に置けば、引き出して食器類を置くスペースに早変わりするなど、限られた空間を有効活用できるのが嬉しいポイント。
ウッドデザインなので、シンプルでナチュラルな家具が好きな方にも喜ばれること間違いなしです。
シンプルな木製キャンドルライト

シンプルなデザインながら、自然木材のぬくもりが感じられるこちらのキャンドルライトは、アロマの香りも楽しめる一品。
プレゼントとして重すぎないため、兄妹や姉妹への引っ越し祝いに最適です。
引っ越したばかりのときはナイトライトや癒しアイテムを後回しにしがちなので、ギフトとしてもらうと嬉しいもの。
火を使わないタイプなので安心して贈れ、気を使わせない気軽な引っ越し祝いとしておすすめできます。
手作りのオークトレイ(4個入り)

シンプルでどんなインテリアにも馴染むこちらのオークトレイは、4個セットでコーヒータイムやテーブルトレイとしても活躍します。
インテリア雑貨として気軽に受け取れるため、兄弟や姉妹への引っ越し祝いにぴったり◎
天然素材ならではの温かみあるデザインが生活に彩りを添え、インテリアにこだわる人にもおすすめ。
引っ越したばかりで細かい小物まで手が回らない時期に贈れば、喜ばれること間違いなしです。
スキレットタイプの小ナベ(フタセット)

こちらの鉄ナベは、サビの発生しにくいチッカ黒染め処理が施されており、長く愛用できるのが魅力。
同サイズのフタがセットになっていて、毎日の調理に役立つため、兄弟に贈る手軽な引っ越し祝いにも最適です。
フタも調理に使える実用性があり、シックなブラウンが料理を引き立ててくれるので、そのまま食卓に並べても様になります。
日常使いはもちろん、おもてなしのシーンでも活躍する一品ですよ。
甥っ子・姪っ子への引っ越し祝い
学生や社会人になったばかりの甥っ子や姪っ子には、新生活に役立つアイテムを選ぶのがおすすめ。
ここでは、毎日使えるキッチン用品や、省スペースで活躍する収納アイテムなど、実用的なギフトを集めました。
パスタ皿(鈴木美佳子作)

シックなグレーベージュが美しいこちらのパスタ皿は、マットな手触りと優しい雰囲気が魅力。
パスタだけでなく、カレーや中華丼など幅広い料理に使えるため、新生活をはじめた甥っ子や姪っ子への引っ越し祝いにもぴったりです。
お皿はもらって困ることがなく、とくにパスタ皿の形状はどんな料理にも合わせやすいのが嬉しいポイント。
職人が一つひとつ手作業で仕上げており、日常にさりげない特別感を添えてくれるでしょう。
ブラックチェリーの木製カッティングボード

こちらのカッティングボードは、高品質なブラックチェリー材を使用し、職人が一つひとつ手作業で仕上げた逸品。
美しい木目と温かみのある色合いが魅力で、インテリアとしてキッチンにアクセントも与えてくれるのが◎
まな板としてはもちろん、パンやチーズを盛り付ければサービングボードとしても活躍。
実用性とデザイン性を兼ね備えていて、もらって困ることもないため、甥っ子や姪っ子への引っ越し祝いにおすすめです。
キャスター付き収納ボックス(受注生産)

こちらの収納ボックスは、キャスター付きで部屋の中を自由に移動させられる万能アイテム。
オプションのフタは天面がトレイになっており、サイドテーブルや追加の収納スペースとして使える一品です。
セミオーダーで好みのカラーを選べるのが嬉しいポイント。
温かみのある紙の質感は、インテリアとしてお部屋に彩りを添えてくれるでしょう。
新生活は収納スペースに悩みがちなので、一人暮らしをはじめる甥っ子や姪っ子の引っ越し祝いにおすすめです。
白蝶貝(しろちょうがい)カトラリーセット

デザート用フォークや小ぶりなスプーンを組み合わせたこちらのカトラリーセットは、パワーストーンとして有名な白蝶貝(しろちょうがい)を使った特別な逸品。
やわらかな光沢が美しく、食卓に上品さと華やかさをそっと添えてくれます。
口あたりがなめらかで金ぞく臭もなく、アイスクリームやポタージュなど幅広い料理に活躍。
桐箱入りで見た目も高級感があり、新生活をはじめる甥っ子や姪っ子の引っ越し祝いに自信をもっておすすめできます。
会社の上司・同僚への引っ越し祝い
会社関係への引っ越し祝いは、高価すぎるものを選ぶと相手に気を使わせてしまう可能性があります。
ここでは、控えめな価格でも質のいいハンドソープや、少し贅沢なグルメギフトなど、上司や同僚に贈りやすいアイテムを集めました。
手作り石鹸 おまかせ12個セット

こちらは、ラベンダーから緑茶、無香料までたくさんある香りから、12種類おまかせで選んでもらえる石けんセットです。
職人が一つひとつ丁寧にセレクトしてくれるので、季節に合わせた石けんや定番の香りを楽しめるのが魅力。
「香り付き希望」「〇〇の香りは避けたい」といった簡単な要望も伝えられるのが嬉しいポイント。
ひつじの絵柄で可愛らしいパッケージは女性にも渡しやすく、無香料タイプもあるため、同僚や上司への引っ越し祝いにおすすめです。
ブラックレーベル バスタオル2枚セット

こちらは、手に取るたびにうっとりする、綿100%のなめらかな肌触りが魅力のバスタオルセットです。
ブラックとグレーの落ち着いた色合いで、高級ホテル仕様なデザインのため、上司への贈り物としても引けを取りません。
バスタオルは消耗品のため、引っ越し祝いとしてもらっても困らないアイテムです。
6,600円と高価すぎないため、一人で贈る場合でも、グループで折半する場合でも、負担にならないので会社関係の相手に渡す引っ越し祝いにおすすめです。
至福のレーズンバターサンド(12個入り)

こちらは、発酵バターと自家製ラムレーズンを使用した高級感が魅力のレーズンバターサンドです。
風味豊かなサクサク食感のクッキーと、口どけのいいバターが相性ばつぐん。
職人が一つひとつ丁寧に仕上げた、まさに至福の逸品です。
大量生産をしないため、特別感があるのも嬉しいポイント。
贈る相手にプレッシャーを与えない価格で、手軽に受け取ってもらえるため、会社の上司や同僚への引っ越し祝いにもぴったりですよ。
百々福焼(ももふくやき) 食べ比べセット(部位4種)

こちらは、定番のロースや赤身バラに加え、希少部位のイチボやモモを厳選した豪華な4点セットです。
黒毛和牛の雌から取れるお肉を、オリジナルの味付けと焼き方で仕上げた「百々福焼(ももふくやき)」は、普段はなかなか自分で買わない贅沢な引っ越し祝いとしてもおすすめ◎
「引っ越し後の落ち着いたタイミングで、ゆっくりと贅沢な食事を楽しんでほしい」という気持ちが伝わる一品です。
友達・知人への引っ越し祝い
友人や知人への引っ越し祝いには、消えものや日用品を、相手に負担をかけない控えめな金額で選ぶと喜ばれます。
ここでは、手軽に受け取れる高品質なグルメや、あると嬉しい日用品など、友人の引っ越し祝いにぴったりなアイテムを集めました。
食べやすいサイズのガトーショコラ

濃さと甘さが絶妙なこちらのガトーショコラは、最初から食べやすいサイズにカットされているのが特徴。
一つひとつ手作りのため、こだわりの詰まった特別な味わいを堪能できます。
お祝いといえばケーキですが、忙しい日が続く引っ越し祝いのケーキは、好きなタイミングでゆっくり味わってほしいもの。
日持ちするガトーショコラは、相手に気を使わせないため、友人や知人への引っ越し祝いにぴったりです。
可愛い缶入りのノンカフェインティー

こちらのノンカフェインティーは、心と体を整える和漢のブレンドで、花や実をそのまま食べられるのも魅力。
気軽に使えてリラックス効果もあるため、友人や知人への引っ越し祝いにもおすすめですよ。
可愛い缶はイエロー・レッド・ブルーの3色で、それぞれ中身のブレンドが異なり、渡す相手の好みに合わせて選べるのも嬉しいポイント。
あわただしい新生活の中でも、気軽にリラックスできるひとときを届けられる一品です。
北欧風デザインのポット・マグカップセット

こちらのティーポットとマグカップセットは、北欧デザインの洗練された美しさと実用性を兼ね備えた逸品。
ブルーとイエローのアーチ模様が、食卓にさりげない華やかさをプラスしてくれます。
ティーポットは635mlで、一人分から数人分まで対応可能なのが嬉しいポイント。
手頃な価格で気軽に受け取れるため、新生活をはじめる友人への引っ越し祝いにぴったりです。
型吹きガラス 豆鉢

こちらの豆鉢は、職人みずから溶接した鉄の型に吹き竿を差し込み、息を吹き込んで成型する「型吹きガラス」という技法で作られたこだわりの逸品。
程よい軽やかさと、水面のように揺らめく凹凸が魅力です。
小ぶりなサイズで、料理やデザートの盛り付けに最適。シンプルなデザインで、どんなインテリアにも自然と馴染みます。
手頃な価格で重くなりすぎないため、友人や知人への引っ越し祝いにもおすすめですよ。
引っ越し祝いを贈る際のマナー
引っ越し祝いは、普段のプレゼントよりも少し配慮や常識が求められます。「失礼かも…」と不安に思いがちですが、ポイントさえおさえていれば難しくありませんよ。
ここでは、引っ越し祝いの一般的なマナーについて、わかりやすく解説します。
マナー1.贈るタイミングを考える
引っ越し祝いは、引っ越し後1~2週間以内に贈るのが理想です。
引っ越し直後は、荷物の整理や手続きで非常に忙しい時期。タイミングを間違えると、せっかくのお祝いも受け取りにくくなったり、負担をかけてしまう可能性があります。
そんなときは、事前に連絡を取り、贈る相手が「この日なら落ち着いて受け取れる」というタイミングで訪問するのがベスト。
荷物の整理など、新しい生活の準備に追われている時期を避けることで、気持ちよくお祝いを受け取れるでしょう。
引っ越し祝いは、相手が少し落ち着いたタイミングで渡すのがポイント。贈る前に連絡を取り、都合のいい日を確認してから贈れば、気持ちもよりしっかり伝わります。
マナー2. 熨斗(のし)の書き方

引っ越し祝いを贈る際、熨斗(のし)紙にはいくつかのマナーがあります。
基本的な3つのポイントを意識すれば、失敗もありませんよ。
- 水引(みずひき)
- 水引(みずひき)は紅白の蝶結びを選びましょう。蝶結びは「何度でも結び直せる」ため、引っ越しのように何度あってもいいお祝いにぴったりです。
- 表書き(おもてがき)
- 水引の上側には「表書き(おもてがき)」を書きます。引っ越し祝いの場合は「御引越御祝」や「御祝」とするのが一般的で、新築祝いの場合は「御新築御祝」と書くと、より丁寧な印象になります。
- 名入れ
- 水引(みずひき)の下側には、贈り主の氏名をフルネームで記入します。連名で贈る場合は、目上の人を右側に、友人同士なら五十音順で書くのが基本。また、連名はのし紙に書く名前を3名までにするのが望ましいです。
のし紙選びは少し難しそうに思えますが、ポイントをおさえておけば、失礼なく相手に気持ちを伝えられます。
マナー3.タブーな品物
引っ越し祝いを贈る際には、タブーとされているアイテムもあります。
たとえば、ライターやキャンドルなどは「火事」を連想させるので、一般的にはタブー。贈りたい場合は、キャンドル風のライトにしたりするなど工夫してみましょう。
また、かけ時計や壁かけ式のインテリアなどは、新居の壁に穴を開ける必要があり、相手の負担になる可能性があります。壁かけ式でないインテリアを選ぶなど、気を遣わせないギフトにすると安心ですよ。
新しい門出に、ネガティブな印象を抱かせないための配慮からできたマナー。意識しながら少し工夫してみるだけで、よりいっそう喜んでもらえるギフト選びにつながります。