岩の井自慢の山廃仕込み、熟成上がりを期待できる純米生原酒・・・
国内最高水準硬度の仕込み水で仕込んだ清酒
『i240』は岩の井の新しい純米吟醸シリーズである。「i240」の”i”は、岩の井の頭文字、”240”は仕込み水の硬度を表している。この硬度は酒造りにとって極めて重要で、硬度が高いほど酵母の発酵力を高め高アルコール度の切れの良い辛口の酒に仕上がりになりやすいのだ。
硬度は水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル量によって左右され、硬質で有名な「宮水」で100程度、国産ミネラルウォーターで30~40くらいですから岩の井の240がいかに硬質か分かる。この高硬度の仕込み水が、岩の井の豊かで切れの良い辛口の酒を生み出す原動力になっている。この酒はその高硬度を全面的にフィーチャーし、ある意味岩の井らしくないモダンなボトリングで仕上げた。
五百万石、山廃モト&新政酵母で仕込んだ力強い純米酒
岩の井といえば山廃仕込み。この純米は自慢の山廃モトで仕込み上げました。原料米は五百万石、酵母は協会601号、通称新政酵母です。6号酵母は高精白の速醸、吟醸向きの酵母と言われ低酸が特徴です。
しかし今度の酒は70%の純米酒。しかも山廃モトでの起用ですから、蔵人も冒険した造りとなりました。
香りは新酒バナのあるやや揮発性の高い香り。スーッとした香りです。口に含むと辛味につながる荒々しさが有り、それがフレッシュといえばフレッシュ。新鮮といえば新鮮。
ただ、まとまりという点ではまだまだで、その辺りは逆に山廃らしさを感じる。
今ゴリゴリの荒々しさを楽しむか、冷蔵庫で半年後、一年後くらいが落ちついて、味がこなれていい頃合いでは無いかと想像を浮かべる。3~4本購入しておいて、毎年一本ずつ開封。飲み比べるのがお薦めの見方。
- 原料米/五百万石
- 精米歩合/70%
- アルコール度/17度
- 日本酒度/ 非公開
- 酸度/ 非公開
- 容量:720ml(要冷蔵)
- 1箱12本入:1梱包11本まで発送可能