「徳利・亀甲」は「ぐいのみ・亀甲」のデザインと合わせたデザインの製品です。日本の伝統的な文様の亀甲を徳利にカットしました。亀甲は長寿を願うなどの意味合いがあります。オリジナリティというよりはシンプルに伝統的な文様である亀甲と底菊を魅せるための、伝統に特化したようなデザインです。日本の伝統的な文様ではありますが、切子の世界ではわりとマイナーな文様になるかと思います。他の工房ではあまりお目にかかれないかと思います。作るのがなかなか大変なので、亀甲というデザイン自体を選択しない職人が多いかもしれません。どういう風に亀甲がカットされているかでさえも理解していない職人も多いと思うので、技術的にどうやって作るかの詳しい明言は避けておきます。写真や動画でも見てわかる通り、亀甲部分が万華鏡のように色んな角度の像を映し出すので、実際に使用していて美しく、楽しいかと思います。また徳利の中では一番クリアに透けているので、飲料の色を楽しみたい方にも最適かと思います。日本酒や焼酎だけでなく、高級なウイスキーをストレートで飲む際にも樽熟成の色などしっかり楽しむことができるのではないでしょうか。亀甲は名前の通り、甲羅を触っているようなゴツゴツ感の手触りを感じて頂けると思います。この亀甲の文様を選んだ理由は「視覚だけでなく、触覚も楽しめる面白さを感じてほしい」というところでもありました。他のデザインではこのゴツゴツ感の手触りの心地良さを楽しめないのでぜひ体感してほしいと思います。自分で使用するのはもちろんのこと、人を招いておもてなしをする際などにも当工房のぐいのみと合わせてぜひご利用ください。同じデザインの「ぐいのみ・亀甲」とセットで使用して統一感を出すと、より美しいかと思います。自分用、贈り物、インスタ映え、お店のブランドイメージアップ等にご検討下さい。