これの製作に取り掛かった季節が11月末だった事もあり、これからの冬のシーズンに合う、冬をテーマにした作品を作ろうと着手しました。元々はクリスマスのようなHAPPYの感じと、冬の夜のもの悲しさを対比で表現した作品を考えていました。楽しくとも、悲しくともクリスマスは誰にも訪れるというテーマ感です。そのうち、1.雪2.雪だるま3.八角の家(レンガの家感)4.月5.一番右のSadと書かれたやつが直感的にデザインを変異させて完成品のデザインになっています。直感的にカットしていますが、デザインの名残りとして残っています。直感的に削っておりますが、経験上理解している「切子が美しく見える要件」もかなりの件数抑えているので、それもこのようなデザインの結果につながったかと思います。要所に伝統的な八角籠目を削っております。八角籠目は編み目で悪いものを取り除くという、魔除けや厄除けの意味がある縁起の良い文様です。またこだわりとして、八角籠目がかなりきらめく調整をしております。技術的なことなので詳しくは言えませんが、他の工房では出せない輝きを感じて頂けるかと思います。デザインの構造は日本では他に類を見ない斬新さがあり、オリジナリティがあります。この作品がどのように見えるかは、これもまた見た人の「直感」次第です。自分用、贈り物、祝い事、インスタ映え、お店のブランドイメージアップ等にご検討頂ければ幸いです。