透け感が強めで、オリジナリティに特化したような作品を製作しようと思いました。線の太さの強弱を変えてぐにゃぐにゃした形に、中間に楕円が合致するようにカットしているデザインです。ただし、グラデーションが出来るように各カットは隣接させない調整を取っています。アクアリウム、水槽の中のようなイメージをしてデザインを製作しております。魚を模したカットを入れるのは切子のデザイン的に短絡的思考、かつ美しさを損ねるのでアウトと認識しているので、水槽そのものだけを表現したような作品にしています。短絡的思考で富士山、桜、ハート等物体を何かそのまま切子で表現しようとすると、他のコールドワーク作品に必ずデザインで劣りますので、カットグラスの強みをよく理解してこそのデザインとなっております。全てを同じデザインでぐるりと一周削るだけでは芸が無いと思ったので、水中植物の高さを変化させてアクセントをつけています。他のロックグラスの作品と見比べてもわかると思いますが、この作品だけかなり独特でオリジナリティに振り切っているかと思います。購入者の選択肢を増やしている面白いデザインです。自分用、贈り物、祝い事、インスタ映え等にご検討ください。