欄間(らんま)とは、天井と鴨居(かもい)または長押(なげし)との間に、通風や採光のために設けられる開口部材のことを指します。
障子の上にあるこれが欄間です。
伝統的な日本家屋に様々なバリエーションで存在します。
この写真は熱海の起雲閣(きうんかく)というお屋敷で私が実際に撮ってきた写真です。
欄間グランデタンブラーのデザインはまさにこの写真をベースに調整して作られています。
欄間は縦の格子の線だけのものが一般的と思われますが、私が行ったお屋敷では写真のようなランダムな横の格子も存在しています。
これは「雲は細くたなびいているのを表現している」とのことで、わびさびを感じさせる日本の美です。
わびさびとは「閑寂のなかに、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさ」のことです。
この欄間をベースに、切子にうまく調整して落とし込んだのが本製品です。
基本構成は32等分に均等にカットされた縦の線で構成されています。
また、ランダムに見えるこの横線も当然ランダムでは無く、私の中で法則性を持たせてきっちりとデザインしました。
この法則性により「雲」がより綺麗に見えるのではないかと思います。
内側から透かして見るとより美を感じられると思います。
透け感の強い作品で美しさも十分にありますので、おすすめできる作品です。
私がこのデザインを好んでいるように、ユーザーにも日本の美のわびさびを感じてもらって楽しんでもらえたらと思います。
自分用、贈り物、インスタ映え、お店のブランドイメージアップにご検討下さい。