ぐいのみの製品の中でも圧倒的に底を魅せるデザインが無いということに気付いて製作に取り掛かりました。ぐいのみは口元の方が少し開いていること(天開)や、机に置いた際に上からの視線になりやすいこと、飲む際に自然と底に目線が行きます。それらを考えると強烈に底の美しさを魅せるデザインを製作しようというところに行き着きました。ダイヤモンドを上から見た時の様子を少し調整して削った当工房オリジナルのダイヤ底です。ダイヤモンドの本物のブリリアントカットには形状的に出来ませんが、ダイヤモンドを見た時のような美しいきらめきの部分に関してはうまく表現できていると思います。底がオリジナリティのあるものなので、側面は伝統的な矢来をカットしております。底の大胆なカットとの対比で、矢来は細めのカットに仕上げております。また、矢来の間にさらに細く矢来を入れて二重矢来というデザインにしております。二重矢来はアクセントになるように消し加工によりすりガラス状に仕上げてあります。現代的なオリジナルの要素と伝統的な要素の2つを楽しんで頂けると思います。自分用、贈り物、お店のブランドイメージアップなどにご検討頂ければ幸いです。